ラン×グラフ

ランニングしながらグラフを更新するブログ

かすみがうらマラソン・レース中のこと・そして後半へ

ハーフ地点まで話を進めましたが、一旦スタート前に戻ります。

靴下が濡れました

屋外に設営されたテントの更衣室で着替えたのですが、着替え終わってシューズを履こうと、ブルーシートの端に足を掛けた時、足先がグショっと濡れたのが分かりました。上を見上げるとテントの境目で雨水がブルーシートに少したまっていたようです。ただでさえ気持ちが上がらず、天候もいまいちなところちょびっと憂鬱なアクシデントです。

靴下が濡れる→足の裏が濡れてふやける→走っている途中にマメが出来て走れなくなるとなったら最悪です。とはいえ靴下の替えはないので、手のひらで可能な範囲で水気を取りました。(あの金哲彦さんがウルトラマン中に足を濡らしてマメが出来てつらそうに完走されたのが思い出されます)

結果としては濡れた量はそれほどでもなかったようで、幸いマメは出来ませんでした。

 

有森裕子さんとハイタッチ

かすみがうらマラソンの大会アンバサダーの有森裕子さんは、スタート時に超ハイテンションでランナーを送り出し、私のいるEブロックがまだスタートラインからかなり後方にいる時に、有森さんがスタートしたアナウンスが聞こえました。

スタートから500mちょっといった交差点でコースは大きく左折しています。その交差点にさしかかったところ、ランナーの方を向いて大きく両手を拡げて「ここに水たまりがあります!」と叫びつつけている人がいました。有森さんでした。

私も含めてランナー達は有森さんに感謝しつつ、拡げた手にタッチして走り抜けました。

 

かすみがうらマラソン 兼 国際盲人マラソン

この大会は正式にはかすみがうらマラソン 兼 国際盲人マラソンといいます。

これまで参加したレースではあまり見かけませんでしたが、今回は少なくない人数の視覚障がい者ランナー&伴走者と一緒に走ることが出来ました。テレビ番組では見たことがありましたが、みなさん力強く走られています。私ももっと力がついたら伴走者としてレースに参加してみたいと思いました。

 

ベアフット(裸足)ランナー

裸足のランナーを2、3人みかけました。舗装道路を裸足で42.195キロ走るってどんな感じなんでしょうね。挑戦してみたくはありませんが、興味深いので一度話は聞いてみたい。

 

エネルギー補給・給食

エネルギー切れがこわいという話をよく聞くので、私は最近、エイドでしっかり給食を取るようにしています。そしてジェルタイプの補給をいくつかポケットに入れています。

かすみがうらマラソンは、エントリー費用が安いため給食はバナナが多いのだそうです。バナナ以外もありましたが、私は食べやすいので前半も後半もバナナを中心に取りました。後半も前半と同様パンを1回取ったと思います。(地元の名産もあったと思いますが探している余裕はありませんでした)

非公式エイドで梅干しをいただきました。酸っぱいものはリフレッシュできるのがいいのですが、私は以前のレースでレモンかなにか酸っぱいものをいただいて咳き込んだことがあるのを忘れていました。今回も咳き込みながら走るはめになりました。

意識して給食を取ったため、ポケットに4つも入れたエナジージェルは1つも使いませんでした。今後エイドの数がしっかりあるレースではエナジージェルはいらないかも。

 

ごぼう抜き

最近のレースレポにいつも書いているように、エントリーした時の実力から申告したタイムより、レース時には力がついているので、レースは最初から終盤までゴボウ抜きで走っています。(撃沈したレースではそこからゴボウ抜きされるわけですが)

今回は撃沈せずに初めてフルマラソンを走って完走できたので、終盤まで常にまわりのランナーを追い抜きながら走ることが出来ました。

 

後半の話

レース後半の話に戻ります。

後半に入り、霞ヶ浦に沿ったほぼ平らなコースに入りました。まわりの田んぼからの賑やかな蛙の声に癒やされます。

 

疾走感

ランナーの密度も下がってきて、集団と集団の間にスペースが空いています。集団の中を走っている時にはペースがあった他のランナーの後ろについているのですが、集団から抜け出して前の集団に追いつくまでの間は一人で走ることになります。

他人の後ろについて走っている時は、前のランナーの足元付近に自然に目線が行っていることが多く、地面が目に入るため疾走感があります。

集団から抜け出すと、目線が上に上がり前の集団を見ることになるので、いきなり疾走感がなくなり、走りにくくなることがあるのに気がつきました。そういう時は敢えて足元に視線をうつしたり、逆に左右の景色をみたりすると調子が戻りました。

 

30キロ地点通過

前回の板橋Cityマラソンでは30キロを過ぎたあたりからちょっとずつつらくなったのを思い出しつつ後半を走ります。30キロ地点に到達した時、前回のようなつらさはありませんでした。もちろんしんどいのはしんどいんですが、「壁」が来そうな感じはしませんでした。無事に30キロを超えたと思った瞬間、アドレナリンがどぱっと出たような気がしました。次の「関門」は初フルマラソンで完全に脚が止まった39キロ付近です。

 

終盤のエイド

終盤になるとエイドで給水や給食を取って数十秒歩いて再度走り出した後、これまでのレースではペースがすぐには上がりませんでした。 時計でペースを確認しながら頑張ってペースを上げていました。

今回はそういうエイドもありましたが、もっと後の方にも関わらず、エイド後に脚が軽くなってペースが自然に上がって走り始めることができました。前回より着実に脚力がついたのを実感しました。

 

長くなってきたので終盤へ続きます。