まとめを書きますと言いつつ、もうレースから10日近く経ってしまいました。他のランナーさん達の翌週のレースレポを 読んでいたりして、もう書かなくていいような気になってしまっていました。グラフによるまとめと目標を書いておきたいと思います。
マラソンタイムと順位の分布
下の斜めのグラフのうち黒線はフルマラソンタイムの分布(男子)から順位とタイムの関係をプロットしたものです。全国の全マラソンのタイムと順位の関係なので、平均的な関係を表していることになります。ただし個別のレースについては条件(参加者の分布、コースのアップダウン、気温等)によってずれがあるはずです。
例えば下の青い線は湘南国際マラソンの公表記録から作成した分布です。(訂正:先に掲載していたグラフは分母を完走者数としていたのでグラフを修正しました。)湘南国際マラソンは(制限時間グロスタイム6時間半、記録はネットタイム、完走率が高いので)6時間より遅いランナーがほとんどいません。5時間20分あたりから3時間30分までは同じタイムでも全国と比較して順位が低く(=同じ順位でもタイムが速く)なっています。おそらく完走できる自信のないランナーがエントリーしないことと、レースの条件がよく完走率が高かったためと思われます。タイムが出やすい好条件のレースだったのかもしれません。(さらに訂正:2017年のデータでグロスタイムとネットタイムを比較してみたところ、当然ですが大きな差があることがわかりました。全国のデータはグロスで今回の湘南国際はネットタイムなので違いが出たものと思われます。下にグラフを追加します。)
(さらに昨年2017年のグラフを追加しました。橙色の線です。昨年と比較すると今年の方が同じ順位でもタイムがいいことから、いいタイムが出やすかったであろうことが推察されます。)
3時間30分より速いランナーでは全国のグラフと逆転していて、湘南国際マラソンでは同じタイムでも順位がより上位となっています。湘南国際マラソンは公認レースではないので速いランナーの参加する割合が少ないのかもしれません。
初マラソン以来のタイムと順位の関係を全国データと比べる
上のグラフのうち全国のものに、初マラソンからこれまでのレースのタイム(フルマラソンでないものはダニエルズさんのVDOT計算式による等価タイム)と順位(男子あるいは男子同年代の中の順位を割合で表したもの)のプロットを重ね合わせてみました。タイムは実際のタイム(とフルマラソンでないものはフルマラソン換算)を赤で、気温補正したものを青でプロットしています。2回の湘南国際、板橋City、かすみがうら、そして目黒シティラン(10km)は全国平均と近くなっています。青梅(30km)、ハイテクハーフはフルマラソン換算タイムに対して順位が低いですね。遅いランナーの参加割合が低いのかもしれません。
今回の湘南国際マラソンではサブ4を達成したのでタイムはフルマラソンではベストですが、順位では撃沈した横浜マラソンの方がよかったりします。横浜マラソンは暑く高速部分の起伏が厳しいので、参加者全体のタイムが遅めだったためかもしれません。
短い距離でいえば目黒シティラン(10km)のフルマラソン換算タイムと順位がベストですね。私は短距離の方が得意なようなので、フルマラソンを3時間40分で走れる気はしません。
初マラソン以来のタイムと順位の変化
同じもの(タイムと順位)を横軸を時間としてグラフにしたものが下の図です。赤い折れ線(実際のタイムと換算タイム)は上がったり下がったりして速くなっている気はしませんが、気温補正した青い折れ線(4時間台後半から4時間切りへ)や順位を示す灰色の折れ線(50%台から20%台へ)をみると速くなっていそうなことが分かります。練習時も含めた実際の走力の実感とも合っています。
今シーズンのフルマラソンの目標
最後に横軸を平均ペース、縦軸に走行距離とし、三角形で練習時の記録を赤丸でレースの記録をプロットしてみました。斜めの曲線はダニエルズさんのVDOTによる距離別の等価ペースです。
左下の赤丸(目黒シティラン)は突出して速くフルマラソン換算で3時間45分よりも速いのですが、他をみると3時間45分と4時間の間にプロットがあることが分かりますが、そして距離が長くなるほど等価ペースと比較して遅めとなっています。短距離の方が得意=長距離が苦手なのがこの練習時も含めたこのグラフからも分かります。
フルマラソンの赤丸の変遷をみると、右上の赤丸(去年の湘南国際マラソン)から3ヶ月後の板橋、さらに1ヶ月後のかすみがうらへと大幅にペースアップ(グラフ上を右から左へ移動)していることが分かります。伸びしろが大きかった時期ですね。
かすみがうらから7ヶ月半後の今回の湘南国際マラソンへの伸びはずっと小さくなっています。伸びはかなり小さくなっていますが、まだまだ伸びしろはあると思います。
そこで次の板橋Cityマラソンとかすみがうらマラソンでサブ3:45の達成を目標としたいと思います。両方で達成するということではなく、板橋Cityでサブ3:45目標のペースで走って撃沈し、かすみがうらでの達成を目指すというシナリオです。
かすみがうらから湘南国際までの7ヶ月半で10分縮めたタイムを、かすみがうらまでの4ヶ月半でさらに10分縮めるのは難しいかもしれませんが、夏の暑い時期=練習ペースが上げられなかったこれまでと違い、マラソンシーズンに入りしっかり走り込めるので目指せる目標ではないでしょうか。
今後のレース予定
1月:OTT5000m、ハイテクハーフマラソン
2月:青梅マラソン
3月:板橋Cityマラソン
4月:かすみがうらマラソン