ラン×グラフ

ランニングしながらグラフを更新するブログ

青梅マラソン(目標ペースについて考える)

いつもレース前は弱気な性格です。(弱気から入った方がレース前に疲れなくていいんですよね。)今回の青梅マラソンも事前にはわりと弱気でした。

湘南国際マラソンの時にも書きましたが、これまでに走った3回の30キロ走(うち1回がレース)を一度も「走って完走」できていませんでした。

そのまま湘南国際マラソンを迎え、39キロ手前から歩いた...つまり39キロ手前までは走れたのですが、30キロの青梅をどういうペースで走ったらいいか分かりません。湘南国際ではキロ6分20秒目標で、それより少し速い程度のペースで走っていました。

今回の青梅を同じペースで走るのでは遅すぎるわけですが、それならどういうペースなら「走って完走」できるのか、来月の板橋Cityマラソン(フルマラソン)に繋がるのかが問題です。

フルがキロ6分20秒(走って完走はできなかったけど)で、先月のハイテクハーフはキロ5分20秒。間を取るとキロ5分50秒でしょうか。湘南国際の時よりは力が付いているはずなので、青梅は登り基調の前半をキロ5分50秒~5分40秒、下り基調になる後半は走れそうならもうちょっとペースを上げてみることにしました。

もし次のフルマラソンでサブ4を目指すなら30キロはキロ5分40秒より速く走れなければなりません。そこでキロ5分35秒を目標ペースにしようかと思った日もありました。

 

そしてレースの前日を迎えます。

 

当日朝受付でも充分に間に合う、ということは知っていたのですが、当日受付しないで着替えてスタート地点に行くだけで済む方が気が楽なのと、現地を見ておきたかったので、前日の土曜日に受付をしてスタート地点付近を下見しました。下見の話や、スタート前の話などは後まわしにして、目標ペースとの関係でいきなりレースの話を書きます。

 

スタートは1~42までのブロックに分かれています。エントリー時の申告タイム等で速い順番になっているようですが、私は34番のブロックで、スタートよりはるかに後ろの方です。スタートの合図から下の写真のスタート地点まで10分かかりました。スターター(写真の左のピンクの服)は重量挙げのメダリスト三宅宏実さんです。

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写真の混雑ぶりは、大規模なレースならこんなものでしょうか。(私は湘南国際マラソンとハイテクハーフしか規模の大きなレースに参加したことがなく、ハイテクハーフはウェーブ方式なのでそれほど混雑していませんでした)

スタートして5キロも走れば少しはばらけてくるかなぁと思って走り出したのですが、これが大誤算でした。

走っても走っても渋滞で、目標ペースをどうしようと考えたことなど全くの徒労で、ちっともペースが上げられません。以下が折り返し地点までのペースです。渋滞の中、(人にぶつかったりしないよう無理しない程度に)できるだけ追い抜きながら走ってこのペースです。

そろそろばらけてくるかなぁと思った頃に、「先頭ランナーが折り返してきますので左側の車線に寄って下さい」とアナウンスがあり、コースが半分の幅になってまたまた渋滞解消が先延ばしとなりました。

 1キロ:6分32秒/キロ
 2キロ:6分18秒/キロ
 3キロ:5分48秒/キロ
 4キロ:5分58秒/キロ
 5キロ:5分36秒/キロ(下り坂)
 6キロ:5分50秒/キロ
 7キロ:5分59秒/キロ
 8キロ:6分01秒/キロ
 9キロ:5分38秒/キロ(下り坂)
10キロ:5分54秒/キロ
11キロ:6分16秒/キロ
12キロ:6分06秒/キロ
13キロ:6分05秒/キロ
14キロ:6分01秒/キロ
15キロ:6分02秒/キロ

前半のペースと地形のグラフです。点線は目標ペースの幅の間をとってキロ5分45秒に引いてみました。(短い時間大きくペースが落ちているところは給水だと思います。歩いて給水しました。)

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 下り坂では渋滞ランナー全体のペースが上がるので目標ペースを上回っていますが、他はおおむね下まわっています。12キロ過ぎから上り坂でもペースが上がる時があるのは、少し追い抜きやすくなったのかもしれませんが、1キロ毎のペースをみると相変わらず6分台と遅いままでした。

渋滞したままゴールまで?と思いつつ折り返し地点を折り返して15キロを迎えました。

 

ゴールしてから5キロ地点毎の順位をみたところ、5キロ地点の順位から15キロ地点までに総合順位(男性ランナーの順位)が427位上がっていたのが分かりました。スタート時の順位が分からないのですが、ブロック毎のゼッケン番号と参加者数とゼッケンの最終番号の比などから概算したところ、スタート時は7800位くらいで、ここから5キロまでに500位弱上がったものと思われます。渋滞のなか15キロ地点までにだいたい900人くらいは追い抜いたことになります。

青梅マラソンをエントリーしたのは9月22日。当時のレース経験はまだ9月のハーフ1回だけ、しかもそのハーフのレースでも最後の3キロほどで脚が切れて減速していた時期なので、申告タイムは遅めだったと思います。その9月から青梅マラソンの2月までの5ヶ月で脚力もついてきたので、青梅マラソンでは実力よりかなり後ろからのスタートだったのだと思います。

そのため、スタートからひたすら追い抜きながらのレースとなりました。(たまにすごく速い人が後ろから抜いていきましたが)

 

後半につづきます。