ラン×グラフ

ランニングしながらグラフを更新するブログ

トレッドミルはなぜつらいのか

最近ジムを替わりました。

以前はシャワーもプールもある、自宅から1駅はなれたジムの会員でした。

このブログの最初に書いたようにそもそもこのジムに通ってトレッドミルを試してみたことがランニングを始めたきっかけでしたが、ランニングがメインになるに従って、外を走れない日(雨天の日やスーツで職場に行った日)だけしかジムに行かなくなってきました。ジムに行ってもマシンは使わずトレッドミルで走るだけです。

数年前に1つ、そしてつい最近自宅の近くにもう1つ、24時間営業のちいさなジムができました。そう最近はやりのあれです。以前のジムと比べると、

  • 月会費が安い(これまでの約半額)
  • トレッドミルの1台1台にテレビがついている
  • 定休日がない
  • 外ではいているランシューでそのまま使える(シューズを持っていったり預けたりしなくていい)
  • 何より自宅から近い

などのメリットがあります。

先月、見学して十分な施設があることがわかったので、以前のジムをやめて、ウェブから申し込んで新しいジムの会員になりました。

 

新しいジムが営業開始した最初の日にさっそく試しに行ってみてトレッドミルで1時間走り、そして今日、雨なので仕事帰りに行ってきました。

トレッドミルの前にテレビがついているのですが、音を出すとまわりに迷惑になるので、イヤホンで聞くようになっています。有線のイヤホンだと走りにくいのでBluetoothに変換する機械を買って、Bluetoothイヤホンでテレビの音声を聞きながら走りました。

 

トレッドミルって退屈ですよね。外を走った方が景色が変わってつらくないって言いますよね。私もそう思っていました。

 

ところがテレビを見ながら走ってもロードよりつらいんですよ。テレビ見てるので退屈は全くしていないんですが、途中でもうやめたくなっちゃう。そこを我慢して1時間走りきりました。1時間走れないわけはないし、1時間走らないでギブアップするわけにもいきませんからね。

 

それで気がついたですが、トレッドミルがつらいのは退屈だからじゃないんですね。トレッドミルはいつでもやめられます。やめてもそこから歩いて「ゴール」まで移動したり、駅を探して電車に乗ったりする必要はありません。やめてもやめなくても同じように帰れます。

一方、ロードの場合にギブアップするとそこから先はなんらかの方法で「ゴール」(たいていの場合は自宅)まで移動しなければならないので、簡単にはやめられません。

 

逆にロードで簡単なのはつらい時にペースを落とすことです。つらい時は頑張らないと自然にペースが落ちてしまいます。一方のトレッドミルはボタンを押して切り替えない限りペースは一定なので、ロードでは維持するのがつらい程度のペースでも案外走れたりします。

 

周回コースぐるぐるランも結構しんどいですよね。何度もゴール地点を通過するので、いつやめても大丈夫ですからね。

 

つまりトレッドミルがつらいのは、いつでもやめられることを続ける、という点にあるのではないでしょうか。そこに精神力、忍耐力が必要になる。

 

マラソンの終盤で歩きたくなる(ペースを落としたくなる)ところを頑張って走るのにも同じような精神力が必要なんだろうと思います。終盤なら歩いたってそう時間はかからずにゴールにはたどり着けますからね。