昨年に引き続き、ハイテクハーフマラソンに参加しました。1月のハイテクハーフ、2月の青梅(30キロ)を走って3月の板橋と4月のかすみがうらにつなげる昨年と同じセットです。(本当は2年目の今年は違うレースにするつもりだったのですが成り行きで、結果として今シーズンは10月から4月までほぼ同じセット)
昨年、レース1年目の初心者ランナーランナーながらも陸連登録し、今年も更新したので、昨年も今年も上流コースの第1ウェーブです。(公式サイトに下記の通り説明がありました。)
2019.1.7
「陸連登録者」の部にご参加の皆様へ本大会のハーフマラソン の部は上流・下流コースともに公認されておりますが、日本陸連競技連盟より同コース・同スタート時刻のレースとのご指導を受けております。
その為、「陸連登録者」の部にご参加の皆様は、上流コースの第1ウェーブ 10時スタートとさせて頂いておりますので、何卒ご理解いただきますよう宜しくお願いします。
申込時の表記に説明が不足しており、皆様にはご迷惑をおかけしました事深くお詫び申し上げます。
8時頃に会場入りし、会場をみて回った後、着替えて9時過ぎに、サブ3.5ランナーの晴輝さんが招集したシューズ円陣に参加しました。
スタートまで
先日、タイツを忘れて帰宅ランして寒くなかったので、今年はハイテクハーフもタイツ無し(代わりにゲーター)で走ることにしましたが、スタート前は寒くて凍えました。
9時40分頃からスタート前にランナーが集まり始めました。9時20分スタートの3キロのランナーが通過するため、スタッフの方がコースを空けるよう呼びかけます。
第1ウェーブのスタート時間10時が近づきランナーがコースに広がっていきますが、まだ3キロのランナーでゴールしていない方がいらっしゃるので、スタッフが苦労されていました。
スタート直前になり日が照ってきて急に暖かくなってきます。上は長袖と半袖のシャツを重ね着しましたが(待機列の寒さしのぎのためさらにレインジャケットを羽織っていました)、この様子だと半袖1枚でもよかったかもという感じです。(走っている途中で長袖は腕まくりしました)
10時になりスタートしました。ロスタイム17秒という比較的前の方に並んだため、まわりのランナーが速くどんどん追い抜かれます。邪魔にならないよう端の方で自分のペースでスタートしました。
レース計画
前半:キロ5分を切る程度、後半:少しペースを上げてゴールまで、という昨年と同様、ネガティブスプリットの計画です。
昨年は計画なしで走り、折り返した後に堤防を上って下った後、下りでペースアップしたのを維持して走って結果としてのネガティブスプリットでしたが、今年はペースを上げて再現しようというもくろみです。(平均でキロ5分を切れば、1時間45分になります。)目標は1時間42分~45分としました。
下のグラフは昨年のレース経過です。折り返し手前で堤防を上って(少し走って)下り、その先で折り返してから再度、堤防を上って下るため、下のグラフでも折り返しの前後でペースが(最初の登り坂で)落ちたり、(折り返した後の下り坂で)ペースが上がったりしています。最後にペースが落ちて前半並みになっているものの、前半より後半を速く走りました。
前半
スタート直後ははすごい勢いでまわりのランナーに抜かれますが、自分のペースを維持して走るのは得意なので、あおられることなく計画のペースを維持し、ガーミンの表示でキロ4分58秒程度を維持することを意識して走りました。
前半では2回、給水を取りましたが、ほとんど歩かずに取ったのでグラフをみてもどこが給水のタイミングか分からないくらいです。5キロ手前と6キロあたりで取ったのではないかと思います。(そのうち1つは復路用の給水所でしたが他のランナーが寄っていたのにつられました。)
だんだん追い抜いていくランナーが少なくなり、自分のペースに近い集団になってきました。
7キロ付近以降だったと思いますが、折り返した先頭ランナーとスライド、そして速いランナーさん達、ゲストランナーさん達と次々とスライドします。折り返してきたランナーのペースが遅くなってきたら(つまり自分のペースに近づいたら)折り返しが近づいた証拠です。
下のグラフの9.5キロあたりが堤防に登る坂で、10キロ過ぎが堤防を降りる坂です。折り返して再度堤防に登り、下りでペースが上がったところまでがグラフに表示されていますね。
9キロあたりから折り返すあたりまで向かい風が強かったと思いますが、全体としては風は強くない日だったようです。(そのため下流コースとの条件の違いは少なかったというレースレポをみかけました)
後半
折り返して堤防を下りペースが上がったところで、これを意識して後半のペースとすることにします。ガーミンをみたところ、キロ4分50秒切りくらいで走れそうなので、これを目安にすることにしました。
前半よりペースを上げましたが、調子は上がっていてペースを上げた最初のころは前半より楽に感じました。とはいえ、後半は心拍数も上がって160を超えてきたので、油断するとキロ4分50秒を上回るようになってきて、フォームを意識することでペースを維持するよう心がけます。
後半になり次のウェーブ(15分後にスタート)の速いランナー、フルマラソン(30分早いスタートで下流コース、上流コースの順番に走る)の速いランナーを反対側のランナーの中に見かけるようになります。第1ウェーブの遅いランナー、第2ウェーブ、フルマラソンのランナーと色々な状況、速度のランナーの混在です。
そして折り返してきた第2ウェーブとフルマラソンの早いランナーに追い越されるようになります。
そのうち自分のまわりのランナーの密度もだいぶまばらになってきてきました。まわりのランナーが少なくなると、ちょっとモチベーションに影響しますよね。それを振り切って自分を鼓舞します。
1回、給水を取り損ねました。16キロ過ぎで給水したのが下の後半グラフではっきりわかります。紙コップを取って慌てず歩いて飲みました。その後、じわじわとペースが落ちているのがグラフを見ると分かります。つらくなってきてペースを落としたくなりますが、おおむね前半よりは速いペースを維持しました。19キロ~20キロはちょっと怪しいですね。
残り3キロあたりでしょうか。苦しくなってきたところで、 湘南国際マラソンでサブ4ペーサーにあおられ、励まされながら、頑張ってペースを維持していた時の苦しさを思い出し、一人だとそこまでは追い込めないなぁと思いながら走っていました(まだまだ甘いところ、反省点ですね)。
一方で、ここで少しくらいペースが落ちても...という気持ちはなんとか抑え込み、前回のように大きくペースが落ち込むのは回避することはできました。
フルマラソンでもハーフマラソンでも、終盤の気持ちの維持という点では満足にはほど遠いですが、以前より粘れるようになっています。湘南国際マラソンで追い込んで走った経験が生きていると思います。
ゴール
20キロを過ぎてラスト1キロになったところで気持ちを引き締めて、最後はペースを少しあげました。スタート位置を通り越し、少し先で左折してゴールゲートにたどり着きました。最後は頑張ってペース上げです。
1時間43分でゴールしました。
目標の1時間42~45分の幅の速めの結果です。昨年が1時間52分なので9分の短縮です。もっともまだまだ(ビギナーの)伸び代期なので、タイム短縮は大前提ですが。
グラフ
下のグラフはレース全体の記録です。ガーミンのGPS等のデータをダウンロードしてエクセルで作っています。
「標高」グラフはかなり怪しいですね。GPSで高度を測るのは難しく(誤差が大きく)、ガーミンは気圧からの相対高度を記録しているようなので、気圧の変化に応じてずれてしまうのは仕方ないのですが、折り返し前後の2回の堤防越えが表現されていません。
上に示した昨年のグラフと比べると、今年は堤防の下りは2回ともペース上げできている(昨年は2回目の下りしかペース上げできていない)こと、後半のペースの落ち込みが少ないことが改善点です。そして当然ですが全体のペースも上がっています。
下のグラフは心拍数グラフです。前半はおおむね160を下回っていて、前半最後の坂で160を越え、後半は165程度のまま最後まで走っていることが分かります。これは去年も同じような感じでした。
下はピッチ(1分あたりの歩数)です。最初はよりピッチが高く、後半、ペースを上げてからの方がピッチが下がっています。16キロ過ぎにピッチが落ちているのは給水で歩いた部分です。
そして下のグラフのとおり後半は歩幅が広がっていることが分かります。ピッチが落ちて歩幅を広げることでペースを上げているのがよかったのかどうか。この変化は去年も同じでした。
ピッチを維持か少し上げて、歩幅も広げる方がいいのかもしれません。
下の写真は終盤のフォームです。赤いシャツの方が私です。動画から切り出したものですが、動画で見るとあまり足が浮かない感じで横に移動しているような印象です。(忍者走り??)
目標通りの結果に満足ではありますが、いろいろ課題があることも分かりました。
終了後はお二人の速いランナーさんと、そして観戦に来てくれた私の妻(ランニングはしているもののレースに参加する気はない初心者ジョガー)の4人で打ち上げに行きました。速いランナーさん達との楽しく刺激になるひとときでした。