2月11日月曜日(建国記念の日)に開催された金哲彦さんのランニング教室(マラソン教室)に参加してきました。
申し込み
このブログを読んでいただいている方には金哲彦さんをご存じないはずはないので説明は省きます(ぐぐってください)。とはいうものの、私はランニグを始めるまでは金哲彦さんのお名前すら存じ上げず、ランニングを始めてから師匠に本や番組を教えてもらって初めて知りました。それ以来、レース99日前以降は金さんの教えに従ってマラソンの練習をしています。
これまでも金さんのランニング教室が開催されているのは気がついていましたが、知った時には終わっていたり、定員に達して申し込みが締め切られていました。昨年末12月17日にたまたま何かでみかけて申し込みサイトを確認したところ、申し込み可能だったので急いで申し込みました。(参加費2000円です)
会場入り
会場は稲城市総合体育館のミーティングルーム(座学)と総合グラウンド(実技)です。稲城駅からバスか徒歩(20分)です。時間があったので徒歩で行ったのですが、丘陵地帯なので上り坂ばかりの道です。坂連にはちょうどいい地形かも、と思いながら会場に向かいました。
公園内のランニングコースも結構な坂道があります。
総合体育館の1階にはロッカールーム(更衣室)があり、実技に備えて、受付や座学の前あるいは実技の前に着替えて荷物を預けておくことができます。またグラウンドは貸し切りなので、荷物を預けずにグラウンドに持って行くことも可能です。(このあたりの様子が事前によくわからず迷いましたが、結果としてはどうにでもなる、というものでした。)
ミーティングルームで受付をして折りたたみ椅子の席について見回したところ、定員よりも多い90名弱くらいの参加者がいるようです。金さんが主催している(NPO)ニッポンランナーズのランニング多摩(2018年11月~)の方も参加されているようです。
ニッポンランナーズの会員の方が運営の手伝いを、コーチが司会をされました。
参加者はこれから初マラソン、5時間を超える方からサブ3.5程度の方まで、いろんな速さのランナーがまんべんなく参加されているようです。(そして年齢もかなりのご年配の方や小さなお子様も)
座学
ミーティングルームでの金さんのお話は13時開始で結果として15時30分過ぎまで続きました。内容は一方的な講義形式ではなく、申込時に金さんに聞きたいこととして記入したアンケートに答えていくものでした。なお撮影可です。
マラソンの基本的なことについては、経験者であったり、金さんの番組や書籍に触れているような人は知っているという前提での構成だと思います。質問を書いた人を会場から探して、自分の言葉であらためて金さんに質問する流れです。
すでに知っている話の繰り返しではなくて、参加者が知りたいことに金さんと対話しながら直接教えていただけるものなので、楽しく役に立つものでした。重複する内容は省略されましたが、ひととおり会場の参加者全ての質問を網羅されていたと思います。
私の質問
私の質問(10キロ、ハーフと比べてフルが遅のはどうしたら?)には、
- 具体的なタイムをきかれ → 10キロ47分、ハーフ1時間43分、フル3時間55分(金さんによると10キロとハーフは同レベルだがフルはやや遅めとのこと)
- フルは減速しなかったか → おおむねフラットで走りました
- フラットで走ったなら余裕が残ったのでは → フラットで走ったが最後はきつかったです
- ふだんの練習はどんな内容か → 金さんの本でやっています、ただしペースは本より速め
という流れで、速く走るのではなくて時間走、LSDをするといいというアドバイスでした。最低でも2時間(15キロ程度)、3時間走をすればタイムは伸びるでしょう、ということです。(そういえば、LSD必要だよね、というのは先日ハイテクハーフ後に他のランナーさんにも言われていたことでした)
他の方の質問
他の方からは、
- シューズの使い分けをどうしたら?
- コンプレッションタイツはいつごろ卒業したら?
- 足首や股関節が痛くなるのですが
- 初心者ですぐにアキレス腱が痛くなるのですが
- 30キロ以降に歩いてしまうのですが
- 前傾で走るための練習方法は?
- 後半で腰が落ちるのはどうしたら?
- カカト着地を直したいのですが
- 体重の影響は?
- ピッチ、ストライドを伸ばす練習方法は?
- まわりに流されずペースを安定させるコツは?
- フルマラソン前のアップ方法は?
- ゆっくり楽に走るこつは?
- 食事はどうしたら?
- 後半脚攣りするのはどうしたら?
- 3年前にサブ4を達成して以来できないのですがどうしたら?
- レース中にトイレに行きたくなるのはどうしたら?
- 後半ふくらはぎが痛くなるのですが
- 心配機能を高めるにはどうしたら
という質問が出て、ひとつひとつ丁寧に答えていただきました(全部メモしました)。
自分の質問以外にも私自身に参考になるものもあり、初心者ジョガーの妻の参考になりそうなものもありました。
食事についての回答から金さんの奥様(歯科医で市民ランナーの)も回答者として参加されて掛け合いのようです。
実技(室内)
外が寒いので身体を温めるのも兼ねてということで、椅子をかたづけて室内でストレッチなどを二人一組になって行いました。
実技(トラック)
外に出てトラックに移動します。珍しい土のトラックです。脚に優しいですね。
トラックを2周ジョグ、ランニングフォームの考え方や、そのために二人一組になっての動き作りなど(このあたりは金さんの番組で見たような)、いろいろと行いました。(メモを取れていないので...すごくざっくりですみません)
座学の時に、フォームを見て欲しいと書いていた方ひとりだけ実技でみます、と金さんが予告していて、その方を前に出してフォームの問題点(腰が後傾)を指摘、前傾を意識する方法がレクチャーされます。
最後にペース別に3グループに分かれて、トラックを何周か(ペースによって周回数が違います)して終了です。
終了後に、自然発生的に金さんの前に列が出来て、希望者が1人ずつ(一組ずつ)写真を撮ってもらいます。
懇親の部
終了後には施設のレストランで、申込時に希望した人(当日でも受け付けてもらえたようです)が集まって懇親の部(食事会)がありました。アルコールは別会計で1000円で、しっかり食べ物があり、ノンアルコールは飲み放題です。
大勢の方が参加され、同じテーブルの人達とマラソン談義を楽しみ、金さんにさらに質問したい人は金さんのテーブルへ言って聞くことができます。私が同じテーブルだった方は、週末中心のランナーさんや、私と同程度のラン歴でランニング多摩に参加されてサブ4を達成された方などでした。(ランニング多摩の練習会には金さんは月に1回くらいいらっしゃるそうです)
正規(?)の懇親会の時間が終わったらいちおうお開きですが、引き続き金さんと奥様が出題するオリンピッククイズがありました。テーブル毎に回答するというルールで参加者同士交流しましょう、という趣旨でした。
終了後、私は稲城駅までジョグで戻り(バスを待つより1.8キロ走った方が早い)、電車を乗り継いで帰りました。
板橋City、かすみがうらに向けた練習として、金さんのアドバイスどおり3時間走を取り入れていきたいと思います。その前に今週末の青梅マラソンですが。