ラン×グラフ

ランニングしながらグラフを更新するブログ

小布施見にマラソン

小布施見にマラソンに参加してきました。

去年の10月から6月まで毎月なにがしかレースを1本(たまに2本)走ってきました。

今月(7月)、来月(8月)は自分のためのレースは一段落して、妻のはじめてのレース参加に同行して一緒に走ります。今月が小布施見にマラソン、来月がトレイルランナーズカップ静岡です。

妻は去年のロゲイニングがランイベントデビューで、今年のロゲイニング、渋谷のランイベント、そして今回とすでに4回目のランニングイベント参加です(記録を狙うレースには参加しないファンランナーだとか)。

小布施見にマラソンは前日(土曜日)受付(ですが先にゼッケンを送ってもらうこともできてそうしました)で、無料のワークショップ(先着順の事前申込制)が3つあります。金哲彦さん(と中村優さん)の「教えて金さん&優ちゃんin 小布施!クリニック」に申し込んでおきました。

前日

日曜日のレースが6時スタートなので、金曜日は5時起床、土曜日は3時45分起床としていました。土曜日は移動日でもありますが、早起きしたので朝ラン(湘南国際マラソンに向けた練習メニューの8キロEペースラン)をしても出発までゆっくり時間があります。

11時頃に新幹線で長野駅到着。駅ビルで昼食を取り長野電鉄で小布施に向かいます。長野電鉄ではSuicaは使えないので自販機で切符を購入します。ちなみにレース当日は無料の特別列車が運行されますが、帰りの切符売り場が混雑するので当日の朝、自販機で帰りの切符を購入した方がいいですよと勧められます。

今年は梅雨に入ってからの気温が低く涼しい日が続いていますが、長野駅から小布施駅に向かう列車の中はだんだん蒸し暑くなってきます。長野駅から小布施駅までは30分ちょっとです。

小布施駅で降り、徒歩数分の町役場庁舎の横の建物の受付会場に寄ってブースを冷かしますがワークショップまではだいぶ時間があるので一旦会場から離れます。蒸し暑いので駅の近くに戻って冷房の効いたカフェで一休みしました。

その後、会場にもどりテーピングをしてくれるブースで妻は両膝と両足首にテーピングをしてもらいます。

そして金さん、優ちゃんのワークショップに向かいます。事前申し込み制ですが会場では特に名前のチェックもありません。持参が指定されていた上履き(代わりのきれいに洗ったランシュー)に履き替えて体育館に入りました。

ワークショップの前半は金さんと優ちゃんのトークショー、後半はランニングのための二人一組になっておこなう体操やストレッチ等です。

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トークセッションで知ったのですが、小布施見にマラソンも前の方は仮装ランナーの割合は少なく後ろにいくほど多いそうです(中村優さんの経験)。今回、私たちは後ろから2番目のスタートブロックなので仮装ランナーを楽しめそうです。

最後に会場の参加者からの質問を10名くらい?に答えて終了です。

終了後に金さん、優ちゃんの前にサインをもらったり写真を撮ってもらう列ができていたので、並んで写真を撮っていただきました。

当日

前日は20時前に就寝し当日は2時15分に起床しました。長野駅4時出発の特別列車に乗るために余裕をもって間に合うようにするための早起きです。

外は小雨が降っています。深夜(早朝?)にもかかわらず歩いている人がいます。みなさん小布施見にマラソンに参加する人たちのようです。長野駅に到着するとすでに長蛇の列ができていました。帰りの切符を購入して列に並びます。

列車に乗ると車内の仮装ランナー率は高めです。スーパーマリオに出てくるキノコや、ちびまる子ちゃんの集団が近くにいます。途中の駅からもどんどんランナーさん達が乗り込んできます。ふだんのマラソン会場に向かう張り詰めた空気ではなく、なごやかな雰囲気です。

会場に到着し早めに荷物を預けて市役所の2階で時間を待ちます。窓からみていると荷物預けの列が長くなり、いろんな扮装をした仮装ランナーが見えました。

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整列時間が近づいてきたので外に出て体育館の横まで行きました。荷物預けの列がすごいことになっていて役場の建物にある学校の校庭を何度か折り返すほどの長さとなっていました。

スタートブロックも後ろの方なので急いで並ぶ必要もなく、そこで雨宿りして様子見している人たちに加わります。目の前に大きな日本酒の瓶の仮装をしたランナーの集団が現れ、驚きの声があがります。

いよいよスタート時間直前になったのでスタート待機列に向かい、Hブロックの一番後ろに並びました。ここからはザックのベルトに固定したOSMO ACTIONで静止画を中心に撮影しています。

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スタートのカウントダウンが聞こえて6時にスタートします。スタートラインまではゆっくり歩きで一歩も走れません。スタートゲートをくぐったのは6時16分でした。

妻はレインジャケットを持っていなかったので私のを貸していたのですが、撥水性が低かったらしく雨が浸透して冷たかったようです。脱いで私のザックにしまいましたが、雨は大したことはなく気温もそれほど低くなかったので寒くはないようです。

スタートゲートをくぐったところから全体が走り始めました。

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1km毎に下の写真のような幟が立っています。

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沿道では私設エイド以外に下のように歌や演奏の人がたくさんいます。あとになって出会った巨大なドナルドダック(の仮装ランナーさん)が指揮棒を持っていて演奏に合うごとにひとしきり指揮棒を振るっているのに気が付きました。

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下は後の方で追いついたドナルドダックです。その時は気が付きませんでしたが右手に指揮棒を持っています。

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下の写真の千手観音風のグループと右下に見切れているタイヤのついているものを押しているグループは後で仮装の表彰を受けていました。

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スタート前に見た日本酒集団、そしてフレディ・マーキュリー集団です。大きな仮装のランナーさんはエイドやトイレが大変ですね。

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下はあとの方にあったトイレの前に脱ぎ捨ててあった仮装です。

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田んぼの畦道に入るなどコースが細くなる度に渋滞して歩きになります。

ちなみに今回は田んぼをすぎた4kmに関門(1時間10分)がありますが、その後はゴールの制限時間(5時間)のみです。

エイドは21.1kmの距離に22箇所あったようです。さっきエイドを過ぎたばかりなのに、すぐに次のエイドがあるという感じです。エイド毎に大勢のボランティアさん(子供たち)が温かく応援してくれます。

水、スポーツドリンク、トマト、漬物、ジェラート、ネクタリン、りんごジュース、ブルーなどで、終盤にはアイスクリーム(下)もありました。アイスクリームは河川敷の堤防上で配布されて、その先にミスト(シャワー?)があり、堤防から降りて下を歩く道までランナーは全員アイスクリームを食べながら歩いています。(下におりてみると地面がぬかるんでいてそれも歩いている理由でした)

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雨は前半のうちにほぼ止んでいました。7月のこの時期としては、とても走りやすい条件だったと思います。

トイレはどこも割合混んでいて、列が短いと思っても意外と待ち時間が長かったりします。タイムが特に遅めのあたりにいるので、なおさら混んでいるのかも知れません。

なおゴール後に仮装の表彰がありましたが、名前の上がったグループはほとんど名前が呼ばれるタイミングに間に合っていませんでした。

仮装が重いだけでなく、車両(?)を引っ張ったりしている人達もいたので、ほぼ歩き通しだったのではないかと想像されます。

私は走力に余裕があったので、仮装ランナーを見つけては先に走って見に行ったり、坂を走って登ったり、トイレに行っている間妻に先に行ってもらって追いかけたりしていました。

グラフの心拍数が上がっているところが、トイレ後にペースを上げて追いかけたところです。

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気分はハーフマラソンというよりも、長いお祭りの行列という感じです。

一人でファンランで参加していたら、キロ6分台前後かと思いますが、今回はネットタイム3:34、キロ10分くらいで、のんびりとお祭りを楽しむことができました。

初レースのファンランナー(妻)は流石に脚は疲れきったようですが(初マラソンの時の自分を思い出しました)、楽しく完走して楽しかったようです。

下はゴール会場のステージで、この後ここで仮装の表彰が行われました。

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沿道ではエイドのボランティアさん、施設エイドの地元の方以外に、自宅の前に椅子を出してずっと応援されている方達など、終始暖かい雰囲気でした。

終盤の堤防に登る坂での応援では「ナイスウォーク」と書いてあって「歩くの前提か!」と笑いあいながら進みました。

そういえば走りながら話をしたご年配のランナーさんの背中に「501回目」とありました。76歳のランナーさんで、フルマラソン70数回を含むレース数なのだそうです。

回数もすごいですし、ランニングを楽しみ続けるの素晴らしいです。こんな風にランニングを人生の喜びにしていきたいですね。

競技として自己ベストを伸ばしていく方も頑張っていきますが、楽しむ幅も広げこれからも夫婦で楽しみを共有していければと思います。