ラン×グラフ

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おかやまマラソン

おかやまマラソン(サブ350)→湘南国際(サブ345)の第1段目のおかやまマラソンのレースレポです。

まず結果を書いておきます。目標はネットでサブ3時間50分でしたが、結果は4時間より数秒短い滑り込みのサブ4でした。

前日

前日の昼頃、新幹線で岡山入りしました。

アメダスのデータをみると13~15時は20℃を超える程度ですが、雲ひとつない空の直射日光が強くアスファルトからの照り返しもあり、とても暑いと感じる日でした。(同行した妻も他のランナーさんも同様に感じていたようです。)

ちなみに岡山は「晴れの国」と呼ばれていて、実際に晴れの日が多いそうです。

前日のメニューはEペース3キロです。夕方少し涼しくなってきた時間帯に3キロ走りました。ちょっといつもの左膝の違和感があったので、レースでは左膝だけテーピングすることにしました。

当日のレース計画

GPSの誤差を考慮してガーミンには、最初の5キロが5:25/km、残りは5:20/kmという設定を AirPacer+ にセッティングしました。見かけ上の目標タイムは3時間45分27秒ですが、誤差を考慮すると3時間48分程度になります。

ただし誤差は状況によって違うので実際にどうなるかは走ってみなければわかりません。今年4月のかすみがうらマラソンでは、誤差が悪い方(実際より遅いのに速いと誤認した)にぶれたので、今回はその反省を活かして5キロ毎の通過タイムをチェックすることにしました。

そのための設定は最初の5キロが5:35/km、残りは5:25/kmとして計算した5キロ毎およびハーフ地点の通過時間です。秒をまるめた数字をテーピングテープに油性マジックで書き込み左手首に貼りました。この場合のゴール時刻が3時間49分23秒で、ぎりぎりなので、これより少し速いペースで走ることにします。

昨年の横浜マラソン、今年4月のかすみがうらマラソンで、自分は暑さに弱い(熱中症気味、脱水気味になりやすい)ことが分かっているため、翌日のレース当日も暑いことが予測されたので、給水をしっかり取ること、合わせてエイドではコップの水で身体を冷やすことにしました。

当日・スタート前

今回は妻と一緒に岡山入りしたので、ホテルを出る時にウェア+ウィンドジャケットの格好で、レース用のサングラスとレース後の着替えと少額の現金等だけを持って会場に向かいました。

同じホテルのエレベーターで偶然出会った私より速い60代の女性ランナーさんと一緒に会場に向かいます。(道すがら長年の戦歴を聞かせていただきました)

会場に到着して眼鏡をサングラスに替えて、荷物を預けます。

朝方はまだ気温が低いので日の当たるところで時間をつぶします。

時間がきてスタート列の外側のエリアに入場、その後、スタート列に並びます。おかやまマラソンはブロック分けが細かくないため、私の申告タイムでもBブロックです。

道幅が広いため、スタートゲートが比較的近くに見えます(いままでフルマラソンでスタートゲートがまともに見えた記憶がありません)。号砲からスタートラインまでのロスタイムは48秒、スタート時の順位は2200位くらいでした。

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スタート時刻が近づき、スマホをウェストポーチにしまおうとしたところ、ポーチのチャックが壊れていて、チャックをしめても反対側から開いてしまいます。この状態で走るわけにはいかないので、ウィンドジャケットでウェストポーチをくるむことにしました。

スタート

8時45分、号砲が鳴りスタートしました。Bブロックの先頭にいたので、5キロ地点までに300名くらいに抜かれたようです。300名とはいっても道幅が広いのでほぼ全体の流れに乗って走っている感じです。

最初のエイドは5キロの手前になります。ここから最後のエイドまで必ずスポーツドリンクを取って残さず飲みました。後半は2杯飲んだところもあります。

トイレの心配はありますが、暑さで脱水症状になる(そして撃沈する)リスクを考えれば、空いたトイレで1、2分のロストは必要なコストと考えることにします。

6キロ過ぎたあたりから早くも暑さを感じます。

次のエイドは8キロあたりで、ここから先の全てのエイドでコップ1杯か2杯の水を腕や頭にかけて身体を冷やすように心がけました。(最後の3つのエイドではひしゃくで水かけてもらいました)

市街地中心部を出るとまわりの風景も住宅地→農地に変化して単調なコースになります。

南に向かう単調な道の15キロ付近からスライド区間となります。折り返してきて21キロまでのランナーとスライドします。気がついたら先頭ランナーは既に通り過ぎていて、前の方の速い集団とスライドしました。

25キロまでは予定通過時刻から1分ちょっと早く通過することを確認できています。

基本的に平坦区間が多いコースですが、スタート直後とゴール直前の跨線橋、ところどころにある橋で登り坂、降り坂となります。特に大きいのが30キロ過ぎで旭川を渡る岡南大橋(こうなんおおはし)です。

25キロ過ぎからちょっとペースが落ちてきたようです。岡南大橋手前のトイレに入って身体を軽くして気持ちをリフレッシュすることにしました。トイレと橋の登りのロスタイムを覚悟します。

トイレに入る前には約40秒の貯金。トイレから出たところで約40秒の遅れ、橋を越えたところで1分ちょっとの遅れでした。残りの区間で遅れを取り返すつもりでした。(冷静に計算すると残り12キロなのでキロ5秒上げなければなりませんが。)

ここで全体のグラフを掲載しておきます。(一番右のエイドの前後でペースが落ちているところは自主エイドだと思います。)

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岡南大橋の降りから34キロ あたりまでは計画ペースより速く走れていました。34~35キロまでは計画ペース近く。

35キロ地点付近のエイドを出たところで大幅にペースが落ちてしまいました。
36.7キロ付近に第9関門があり、ここで親戚と妻が応援してくれています。なんとか頑張ろうと計画ペースまではもどっていませんが、再びペースが上がっていきます。

応援の前を元気そうな顔をして通過し、次のエイドに入ります。

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グラフをみても分かりますが、前半のエイドはほぼノンストップで給水、水掛をしてきましたが、25キロ以降、だんだんとエイド通過に時間がかかるようになってきています。エイドを歩いて通過するようになっているためです。

あえてエイドでは歩く、攻めの歩きという方法もありますが、それにしてもエイドで歩く距離が長くなっていきます。

目標のサブ350が無理と分かっても、メンタルを切らさないよう、できるだけいいタイムでゴールしようと考えます。

せめて3時間54分の自己ベストはクリアしたいと思いながら、時間をみると気持ちが切れそうになるので、時計には目をやらずに頑張ることにします。

ゴールの手前には再度、旭川を渡る橋と、新幹線等を超える跨線橋があります。

跨線橋でなんとサブ4ペーサーに抜かれてしまいました。ロスタイムは短いので(走っている時は1分程度と思っていました)、サブ4すら危うくなりかねないと焦りますが、ペーサーについていく力は残っていません。

それでも跨線橋を越えて残り1キロを近くになったあたりから力を振り絞ってペースを上げます。

競技場に入ってからフィニッシュまでトラック4分の3周程度あります。アナウンスで4時間までのカウントダウンが始まっていました。まだ距離がだいぶある時点で残り30秒を切りました。グロスは無理ですがネットではなんとかサブ4を、と必死に走ります。最後の300メートルはキロ5分を切って駆け込みました。

そして4時間を数秒切るネットタイムでのゴール。

ゴール後

フィニッシュゲートをくぐった後、通路の横に座り込みました。横浜で軽い脱水症状になって結局救護所に車椅子で運ばれた時と似たような感じです。通路で休んではいけないのですが、他にも座りこんでいたランナーさん達がいたので、しばらく休みます。

ようやく動けるようになって、タオル、完走メダルをかけてもらい、計測タグを外してもらったところで、気持ち悪くなって座り込みました。

やはり横浜の時と似た感じです。このまま悪化しそうなら救護所行きかなと思いつつ、しばらく休みます。

スタッフに声を掛けられ、車いすか先に進むか選択することになり、ちょっと調子が戻ったので、ゴール後にいただくパンと完走証を受け取り、競技場を出ました。

少し寒気を感じて身体が震えていますが、日光の当たらない室内で休めば大丈夫そうと判断し(横浜の時より軽めだったので)、荷物預け所まで歩き、荷物を受け取って、更衣室に辿り着き、そこでしばらく休憩しました。

 

室内に入って座っていると震えもとまり、少し休憩しているうちに元気になりました。この後、ふたたび悪化することはなく、妻と合流して会場を歩いて離れました。

いつもは、もうちょっと頑張れたのではないか、メンタルが弱いのではないか、と思うところですが、くやしいけれど今回はこのコンディションで今の実力ではこれがベストと思うしかありません。

次の湘南国際の目標どうしようと考えながら会場を後にし、まだまだ走り続けるランナーさん達を眺めていました。

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給食

給食について記録しておきます。

手持ちの補給食は、スポーツヨウカン1本、ジェル?2本です。ヨーカンは10キロ付近のエイド手前で、ジェルは17キロ、25キロ付近のエイド手前で取り、すぐにゴミを捨て、手を綺麗にできるようにしました。

エイドではぶどう、ミニトマト、バナナ2、3回など、自主エイドではコーラ2回、みかん2回などをいただきました。(岡山名物を探す余裕はありませんでした)

心拍数

昨年から(1キロラップ平均の)心拍数が160を超えてから何キロで「撃沈」しそうか、というのが目安になるかなと検討をつけています。

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初サブ4を達成した昨年の湘南国際(サブ4ペース、青色)、暑さで撃沈した4月のかすみがうら(サブ345ペース、赤色)、そして今回(サブ350ペース、緑色)の心拍数のグラフを重ねてみます。

ペースが遅いからではありますが、湘南国際の心拍数が非常に落ち着いていることが分かります。一方、撃沈して歩いたかすみがうらでは心拍数が大きく上昇してみあす。今回はその中間くらいでしょうか。

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過去のレースで心拍数が160を超えた区間と撃沈した区間をグラフにするとこんな感じです。160を超えてから撃沈するまでの距離が目安になるのではないかと始めた試みですが、どうもよく分かりません。気温、ペース、コースなど他の要因もあるからかもしれませんね。

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湘南国際マラソンに向けて

3月の板橋、4月のかすみがうらとサブ345に失敗したため、今回は刻んでいこうと決めていました。

昨年の横浜と4月のかずみがうらは暑さにやられましたが、11月なら暑くないだろう、板橋で減速しても354だったので、今回はサブ350なら達成できるだろうと思っていました。

それがサブ4ぎりぎりになってしまったため、湘南国際の目標をどうすればいいか分からなくなっています。

今回はあくまでも暑さのためだったと割り切って当初通りサブ345を目指すか、あくまでも刻んでサブ350とするかです。

湘南国際の1週間前には目黒シティランがあるので、その結果で決めようかと思っています。