ラン×グラフ

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ハイテクハーフマラソン2022

2022年1月9日のハイテクハーフマラソンは、なんと3年ぶりのハーフマラソンでした。

2021年はコロナで中止、2020年はぎっくり腰直後でまだ走れずだったのです。

フルマラソンは12回経験していますが、ハーマラソンはランニング初レースの2017年秋、2018年1月と2019年1月のハイテクハーフマラソンの3回です。(正確には父に付き合って5月の小さなレースで走りましたが暑い日だったので完走が目標でした)

直近で3年前ではありますが、ハイテクハーフは前半は想定ペースで巡航し、後半は自然に上がったペースで押していくというのが共通パターンです。ハイテクハーフの上流コースは前半がゆるい上り基調、後半がゆるい下り基調というのも好条件です。

 

今回はコロナの状況下でもあり、下流コースは廃止?され、上流コースでウェーブスタート3グループという構成です(ほかにも色々コロナ対策がされています)。私は(無駄に)陸連登録しているため第1ウェーブ9:30スタートです。

 

1時間前に会場入りし着替えたところ比較的暖かかったのですぐに荷物を預けることにしました。この時にレース前に接種するつもりだったジェルも補給食もキャップも取り出し忘れてすべて預けてしまいました。補給食だけは無いと不安だったので、現地調達し2回トイレに行ってスタート列の最後尾に並びます。2回目のトイレの列に並んでいるうちにぎりぎりの時間になったので、スタート列に並んだのは5分前くらいでしょうか。

 

スタート時刻が来てスタートしました。Beyondは少人数毎にペーサーがついた集団走だったので、入り乱れて?スタートするレースは久しぶりです。最後尾スタートでしたが、それほど渋滞に困ることもなく無理なく少し抜いたり抜かれたりするだけで自分の予定ペースで走ることができました。

目標タイムは直近の10キロレースのVDOTから計算した1時間40分、平均でキロ4分45秒ペースです。GPSの誤差の可能性も考慮して、これを上回らないようにするのが予定ペースです。

折り返しへの前半の半ば、つまり5キロを過ぎたあたりでしょうか。ちょうど同じペースで走っているランナーさんが何人かいて、その方達をなんとなく意識しながら走って行きました。このうち1人がオレンジ色のランシャツを着ているランナーさんで、後半で登場します。

 

しばらくすると折り返した速いランナーさん達とのスライドが始まります。上位には青山学院大学が大勢続いています。その中に他のランシャツのランナーさんもいるという印象です。猫ヒロシさんも相変わらずの迫力でスライドしていきました。

 

折り返しより手前に堤防へ登る勾配、そして折り返し地点に向かって下る勾配があります。上り勾配では無理せずにペースを調整、下りではペースを自然に上げたつもりです。折り返しより少し前のコース脇に倒れているランナーさんがいて、それを助ける別のランナーさんがその場に、そして多くのランナーさんが折り返し地点にいる役員に事態を大声で伝えます。折り返してそこに戻ると倒れていた方は起き上がり座っていて、折り返し地点からは救助に向かっているところでした。

 

再度、堤防への勾配を上っている時に前半でみかけたオレンジ色のランシャツのランナーさんを抜いてきましたが、登り切ったあたりで再度抜かれます。特に競争する意識はなかったので、そのまま一旦、距離が離れていきました。

堤防からの下りをかけおり、しばらく走ったところでまた見覚えのあるオレンジ色が。前半押さえて、後半上げるという計画と走力が私と同じくらいだったとみえて、その後、ゴール手前1キロくらいまで前を走ったり後ろを走ったりすることになりました。

途中から私が前に出て、追いつかれるたびに少し前に出ることを意識しました。勝ち負け、ということではなくて、同じくらいの走力であれば、お互いを少し意識することで、引っ張り合って結果として両方のタイムが上がればと考えたのです。

後ろから聞こえる足音が小さくなった時には、ちょっと振り返って確認したりしていたので、向こうも意識して上げてきたのだろうと思います。

ゴールまで後1キロ前後あたりでしょうか。オレンジさんの呼吸が荒くなってきて、足音が聞こえなくなっていきました。私がゴールしたちょっと後にゴールされていたのを目撃したので、それほど離れずに最後まで走られたようです。

 

そういう経緯もあって、単純な単独走だった場合と比べて、いい記録を出せたと思われます。引っ張り合いにつきあってくださったオレンジさんに感謝です。

 

目標は1時間40台でしたが、結果は1時間38分台でほぼ1分半目標を上回り、自己ベストを約5分縮めました。

 

VDOTは約1年前の5000m、数ヶ月前の10km、今回のハーフとほぼ同程度になりました。私は長距離になるほど苦手で遅いので、いわゆるスピードタイプ(平均と比べて短距離の方が長距離より得意)なのかと思っていましたが、そうではないのかもしれません。

ロング走、時間走を積んで、長距離を走る脚を作ればフルマラソンでも同程度のVDOTになる可能性がありそうです。そうなればフルマラソン3時間半も現実的な目標に入ってきそうです。(現在のVDOTのフルマラソン換算はサブ3.5なので)

 

今シーズンに達成できるとは思いませんが、今後、ロング走を意識して練習を積んでいきたいと考えています。