ラン×グラフ

ランニングしながらグラフを更新するブログ

彩の国100マイル、100kmボランティア

第7回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国のエイドボランティアをしました。(同じトレニックワールドのレースのエイドボランティアは以前にも参加したことがあります)

ブログに書く予定で書いていないものがいくつかありますが、先週末の彩の国のエイドボランティアのことを書いておきたいと思います。

 

申し込み

当初は1日目(土曜日)のボランティアということで申し込んでいました。

その後、ボランティアが足りていないという、かなり危機感漂う追加募集(知り合いで参加してくれる人がいませんか、なども)があったので2日目(日曜日)も土曜日と同じ条件(一旦帰宅して朝、自宅から移動)でなら参加できますよと意思表明しました。

ボランティアのシフトが決まり届いたシフト表をみると、夜間、現地で休んで早朝5時出発というシフトでした。希望とは違いましたが、人手ぐりが厳しいのは分かっていたので、その条件で参加することにしました。

 

慈光寺エイド

当日は早朝に自宅を出て現地入り。

本部のある体育館に行き、慈光寺エイドのスタッフが集まったら車に分乗して現地に移動します。

 

慈光寺について準備を始めたら雨が降り始めました。テーブルを組み立て、テントを立てていると雨はどんどん強くなります。物資をバンから運び出しエイドで食べ物と飲料を提供する準備をします。

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トレニックワールド主催のレースはエイドで提供するものに手間をかけていることで知られています。その場で切ったり挟んだり、鍋でお湯を沸かして調理をしたりします。

慈光寺でもそのような準備をします。メインのお稲荷さんは大きなボックスに大量に納入されたものをラップでくるんでいきました。相当な数があるので、ランナーさん一人あたり2つ、いや3つずつ取っても余るんじゃ無いかという話をしながら作業しました。(レース終了後にみると全て「売り切れ」ていましたが)

 

ランナーさん向けの説明には、慈光寺エイドでは必携品のうちライトのチェックを行うことになっていると書いてあるのですが、エイドスタッフの誰も聞かされていませんでした。

スタッフのうち一人がそれに気がついていたので、最初のランナーさんからライトチェックを自主的に始め、本部にあらためて確認しライトチェックの体制を整えます。

ランナーさんはエイドに入るとリストバンドを計測器にタッチし(慈光寺エイドの計測器は音が大きかったのでびっくりされる方いました)、その後、ライトを点灯していただいて確認し、終了後にフード、ドリンクコーナーに進むという手順です。

ランナーさんが少ないうちはいいのですが、ボリュームゾーンになり大勢になると、列を作って待っていただくことになるのではないかと心配していました。

私はライトチェック担当の一人になったので、フード、ドリンクゾーンの状況は全く把握しておらず、お稲荷さんの人気度合いには気がつきませんでした。

 

相変わらず雨は降り続けていますが、上下レインウェアと防水のトレランシューズで来ているので問題ありません。順調に計測器の案内、ライトチェックを続けました。

 

突然、計測器が大きな音が鳴り続けました。故障です。エイドの責任者が本部に無線で連絡をして対処方法を確認します。機械をどうしたらいいかと、直るまでランナーさん対応をどうしたらいいか、です。

ランナーさん達には少し待っていただいたのですが、ゼッケン番号を手書きで記録していき、後で本部に連絡することになりました。

当初想定していなかったライトチェックに加えて、ゼッケンの手書き記録、連絡が業務に加わりました。ランナーさんの人数が多いボリュームゾーンの時間帯です。

私はゼッケン番号記録の手前でライトチェックのお願いをし複数のスタッフでライト点灯を確認、その後、別のスタッフがゼッケン番号を記録していきました。てんてこまいではありますが、大渋滞になることはなくさばいていきます。

 

時間はかかりましたが、無線で本部とやりとりをしている人の対応によりなんとか計測器が復旧して、手書きの仕事は終了しました。ボリュームゾーンなので、相当な割合のランナーさんのゼッケンが手書きで記録されていたと思います。

 

1日目終了

エイドの関門時刻で業務を終了し、エイドの撤収作業を行いました。コースマーク等を回収する担当のスタッフがここからスタートして次のエイドに向かいます。(ここでもいろいろありましたが省略します)

車で本部のある体育館にもどり、本部でお弁当をいただきました。翌朝の朝ご飯(パンとおにぎり)もここで受け取ります。

寝る場所がどんなところか聞いていなかったので、本部の人に聞き、その後部屋に案内していただきました。翌朝5時出発だったので大部屋ではなく3人部屋でした。一人で部屋に入り、翌朝に備えて早めに就寝したところ、しばらくして回収業務を終えた2人が部屋に入られます。

 

高山不動尊エイド

翌朝は4時におき、まだ寝ている方を起こさないように部屋の入り口(玄関?)で朝食を取り、廊下にあるトイレに行き(同部屋の方と取り合いにならないよう)、4時半すぎには出発の準備が出来ました。

体育館に移動し、高山不動尊のエイドのスタッフが集まりました。

高山不動尊エイドは既に開設されていて夜間担当のスタッフが運営しています。不足物の連絡を受けて、まずは車でコンビニに移動、コンビニで調達可能な物資やスタッフの朝食の買い出しを行ってから、エイドに向かいます。

 

高山不動尊エイドに車で移動します。夜間担当スタッフの業務終了までの時間に引き継ぎを行いました。この日は雨はふらず、昼間はいい天気になります。

このエイドのメインの提供食べ物の1つが「肉うどん」です。大きな箱に3つ、それぞれの中に三段がさねにうどんが敷き詰められています。一方、大きな鍋に肉入りのスープが入っています。私はもう一人の方と一緒にうどん担当です。

うどんを容器に入れて並べておき、ランナーさんがエイド入りするタイミングでスープを注いで提供しました。

大きな箱のうどんの他に、流水うどん?(水でほぐすタイプの袋入りのもの)と乾麺もありますが、過去のレースの状況から考えると大きな箱のものも余るのでは?とボランティア経験の豊富なスタッフは見積もっていました。

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ところが今回は例年と比べてかなり完走率が高かったらしく、おかわりの希望に応えていったこともあり、大きな箱のうどんはみるみるうちに無くなっていきます。

流水うどんを開けていきました。これはさすがに余るだろうという話をしながら提供していました。おかわり対応もします。

しかし残り時間がまだまだあるにも関わらず残り少なくなっていきます。オンラインでランナーの通過状況を確認し、高山不動尊エイドまでたどりつくランナーの人数を予測しながらの対応を行いました。

乾麺をゆでることにして、大きな鍋にお湯を沸かし2袋(8把)のうどんをゆでました(ゆでたのは私ではありません)。これで容器30杯になります。リタイアも想定されるので、これだけあれば大丈夫だろうと思っておかわりにも対応していましたが、これも残り少なくなっていき、おかわりのリクエストには応えられなくなります。最後のランナーさんまで提供を続けるための判断です。

ついに30杯のうどんも無くなり、最後の1袋(4把)をゆでました。

残り少ないのはうどんだけでなくスープも容器もガスボンベも枯渇に向かっています。慈光寺エイドとは違い水道がないので、何回か車で大量の水タンクの補給に行ってもらいました。(これもエイドスタッフの仕事です)

 

スープは追加で作ったものもなくなりかけたので、味噌でも作りました。(スープを作ったのも私ではありません。作った方はしっかりと味見をして作られていたので美味しかったと思います)

容器は追加で買った物もついになくなり、紙コップに切り替えました。

ガスボンベはどんどん交換していって最後の1本を残してなんとか持ちました。

うどんは、最後の20杯くらいの段階で、1杯あたりの量を減らし、なんとか最後の1人まで提供できました。

 

ランナーさんにとっては100km、100マイル走るのに必要なカロリーを補給する必要があります。後で知ったのですが、慈光寺エイドでお稲荷さんが売り切れたのは、ランナーさんが後に備えてしっかり補給されたのもあったようです。スタッフ側は余るだろうと判断していたので、遠慮せずに持って行っていただいたのだと思われます。

他のエイドでも食べ物が枯渇して、やりくりが大変だったようです。完走率が上がったのは喜ばしいことですが、運営側にはこういう影響があるのだな、というのを経験して知りました。

 

関門時間内の最後のランナーさんが通過、その後、スイーパーがエイドに到着(ついていてランナーさんはエイドより前にリタイア)、前のエイドからの回収担当スタッフが到着(なんと一人で大量のコースマーク等を回収されていました)、高山不動尊エイドから回収スタッフとスイーパーが出発しました。

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エイドスタッフはエイドの撤収を行って車に積み込み、本部に移動して解散です。(ここでも色々ありましたが省略)

 

コース整備もしました&まとめ

今回の大会ではコース整備のボランティアにも参加しました。(中止になった昨年も)

 

レースはランナーとして参加するのも楽しいですが、スタッフとしての参加にはランナーさんを支え、応援するだけでなく、スタッフで協力して楽しく仕事をするという楽しみがあります。運営側のスタッフとしてレースを経験することで、ランナーとして参加する時の楽しみも増え、ありがたさも実感するようになりました。

 

また機会があれば、スタッフとしてランナーとしてトレランを楽しみたいと思います。