ラン×グラフ

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フルマラソンのタイムを「予測」してみた

体脂肪率練習でのペース週間走行距離からフルマラソンのタイムを「予測」できるという話を紹介したブログがあると聞いて読んできました。

前回と同じく、横浜の全力中年 (id:Alloutrun) さんのエントリです。多数の男性市民ランナーのデータを集めて作った計算モデルの論文を紹介されています。

all-out-run.hatenablog.com

ところで、最近、自宅の体重計・体組成計を買い換えました。前機種と今の機種では、体脂肪率が大きく変わっています(両方とも脚だけで体脂肪率を測るタイプです)。前の機種ではだいたい20%前後だったのですが、今の機種ではだいたい10%前後です。実際には20%よりは低いだろうと思うんですが、10%と言われると、そんなに低いかなぁというところです。

 

そこで最近のペースと距離、そして2機種の体重計で測った体脂肪率を使って2通りの予測タイムを計算してみました。

体脂肪率を20%とした場合、3時間52分16秒体脂肪率を10%とした場合は3時間43分18秒です。標準推定誤差が14分ほどあるようなので、前者なら4時間前後、後者ならサブ4の範囲というところでしょうか。

 

撃沈した(最後近くで1.5kmほど歩いた)2017年12月湘南国際や、その前の11月の30キロ走代わりのレースの時のデータではどうだったんだろう、そもそもそれ以前からのデータではどうなんだろう、と思い立ち、過去にエクセルに蓄積してきたデータで計算したのが下のグラフです。

(走行距離とペースはレース月とその前の2ヶ月の平均、体脂肪率はレース月の平均値を使いました。体脂肪率は古い方の体重計なので遅めの方の予測タイムということになります。)

f:id:rungraph:20180317133523p:plain

棒グラフは月間走行距離(2018年3月は17日現在までの距離)です。折れ線グラフが今回の式で計算した「予測タイム」、オレンジ色の四角いプロットが、レースの実際の記録です。ただしハーフ、30km(青梅も30km)は、VDOTでフルマラソンに換算したタイムでプロットしています。(フルマラソンは1度しか走っていないので、複数プロットするにはこうするしかありません。)

 

まだランニングをはじめたばかりの予測タイムが4時間45分というのは速すぎますね。そもそもその頃は、週間距離が予測対象範囲外です。対象になる距離の最初の月は2016年11月、それがおおむね連続するようになったのは2017年5月以降です。

 

30km(2017年11月)と湘南国際(2017年12月)の実際のタイムは「予測タイム」よりだいぶ遅くなっています。これは両方とも走って完走はできていません。30kmでは最後の5kmちょっとで歩いたり走ったり、湘南国際では終盤39キロあたりから1.5kmほどの距離をがっつり歩いています。

 

他のレースの結果(およびVDOTによる換算タイム)は、今回の「予測タイム」から標準推定誤差の範囲内なので、この予測タイムおよび、予測タイム+VDOTによる換算タイムはかなりいい感じで実際のタイムと対応しています。「走って完走」さえできれば(レースの距離を走りきれる脚があれば)、予測タイムどおりの結果といえそうです。

 

体重計による体脂肪率の違いを考えると、実際の予測タイムはもう少し速いかもしれません。その場合、青梅が予測タイムより遅めになります。青梅では前半の渋滞で予定したペースより大幅に下回るペースを余儀なくされました。

 

前回のエントリで、明日の板橋Cityマラソンでサブ4を目標と宣言しましたが、この予測タイムは頑張る理由になりそうです。つらくなったら思い出して粘ることにします。