今年度のフルマラソンは3本です。
1本目は11月のおかやまマラソンで簡単にレースレポ...メモ?を書きました。
2本目は12月末のBeyond、そして3本目は1月末の勝田全国マラソンですが、いずれも不調な結果でした。
レースがうまくいかないのはレース当日だけの問題ではなくて、当然その原因があります。
今年度の状況
まず今年度はオリエンテーリング(事実上)デビューの年で週末に大会や練習会を入れ、さらにトレランチームのサポート、大会ボランティア...などを優先して入れていった結果、本来、私が重視すべきロング走がほとんどできていません。
さらに9月にコロナに感染。2週間外出できず次の2週間は練習量を少しずつもどしていきました。
それでも11月のおかやまマラソンは4時間を3分ちょっと切るタイムでなんとか完走しました。
Beyond DNF
練習量が足りていないとはいえ、本命は12月末のBeyondです。ほぼ完全にフラットなコース、手厚いペーサー陣がついているレースだからです。
3時間45分で申請していましたが、今回は3時間45分で走れる走力がないのは分かっていました。4時間に変更して最後上げるか、3時間45分でいけるところまで行って、最後落ちていくかどちらか、ということになります。
ふつうの大会とは異なり、どちらかの集団についていくしかありません。手厚いペーサー陣がひっぱる集団で走るレースでの単独走は気持ち的に無理があるからです。
3時間45分の集団のできるだけ後ろについて走ることにしました。
1周約5キロの自動車テストコースをひたすら周回する大会ですが単調ということはなく、雰囲気と演出がとてもよく全ランナーのモチベーションも高くペーサー陣も暖かいのでとても走りやすいレースです。むしろ周回でよかったと思わされるほどです。
残り3周までは順調に集団の最後尾付近について走りました。少し遅れかけたところをペーサーさんに拾っていただき頑張ってペースを上げます。前の集団との距離をちょっとずつ詰めていくことを目標にします。
残り2周でペースが落ち始めましたがペーサーさんに励まされ頑張って走りますが、ずるずるとペースが落ちていきます。ここで踏ん張ってペースを上げたところで、急に走れなくなりました。
残り1周半です。頑張っても走れないので、歩いて脚を休め少しもどってきたらまた走ろうと思い歩いてきます。そのうち身体が冷えてきて寒くなります。アームカバーをしたりして防寒につとめますが寒さは止まりません。またおなかが少し気持ち悪くなってきました。
過去、熱中症や熱中症疑惑だった時に似たような症状だったので、これは無理はできないと判断し半周(500mくらい?)歩いてフィニッシュゲートの横でリタイアを申告しました。
自己ベスト更新とはいかないまでもそれなりのタイムを残そうと頑張ったのですが、ダメでした。完走すらできませんでした。
おそらく3時間45分のペースはこの時の力には速すぎたのでしょう。ロング走をしていなかった影響も大きかったと思います。
おなかが気持ち悪くなったのは熱中症ではなくて、ウェストポーチで胃がゆさぶられたからだったかもしれません。いつもはランパンの後ろやサイドのポケットに補給食を入れるのですが、間違えてそのポケットがないランパンで来てしまったのでやむを得ずウェストポーチを使ったのです。これは今後の教訓ですね。
ハイテクハーフマラソン棄権
Beyondをロング走だったと位置づけ、本命を1月末の勝田全国マラソンに変更することにしました。1か月しかないので練習メニューもテーパリング区間のみのなりますが、これをしっかりこなしていく予定です。
ところが1月第2週の日曜日のハイテクハーフマラソンの前日に突如、膝に痛みが出ました。翌日のハイテクハーフマラソンに備えて痛みが出た瞬間に止まり、そこから駅まで歩いて電車で帰宅しました。
ハイテクハーフマラソン当日は走るつもりで準備をして現地入りし受付して荷物預けの準備をします。ここでちょっとアップしようと緩く走り始めたとたん、前日の痛みが出てまともにゆっくりすら走れません。
レースはあきらめざるをえません。
何もせずに帰りたくなかったので、FunTrailsのブースに寄って、練習用として軽量のザックを購入して帰宅しました。
勝田全国マラソンまで
膝の痛みがぶりかえさないよう慎重に練習再開のタイミングを計ります。ハイテクハーフの2日後に100mほど走ってみたところ痛みはなかったものの違和感があります。3日後に4キロ走ってみて大丈夫かと思った瞬間に右膝に痛みが出たのでそこで終了です。その翌日にもおそるおそる4キロ走りましたが今度は大丈夫そうです。
週末の土曜日はフォレストのオリエンテーリング。それほど走ってはいませんが、急傾斜をがむしゃらに登ったりしましたが痛みは出ません。
翌日の日曜は10キロ。この週はメニューで56キロのところ無理せず38キロ走りました。
そして勝田全国マラソンまでの最後の週にはメニュー通り走ります。といっても直前なので40キロも走っていません。
勝田全国マラソン
次の本命にしようと思っていた勝田全国マラソンの直前がこんな感じでまともに練習ができてません。その上、直前の週の寒波後の寒さ再来で当日も寒そうです。
モチベーションはすっかり下がりきっていて、DNSにしようかと思ったほどです。
それでもロング走だと思えば参加する意義はあるし、2020年のリベンジ(1月頭にぎっくり腰で全く練習できず、勝田全国マラソンは後半すべて歩きで完走)としてエントリーしたので完走はしたいと思い現地入りしました。
ゲーター、ドライレイヤー、ウィンドジャケット2枚、アームカバー、手袋、そして暑くなった時にこれらをしまうザック(ハイテクハーフの現地で購入したもの)という装備で寒さに備えています。(結果としてはやりすぎでした)
重装備のおかげでスタート前の待ち時間も寒くありません。タイムも狙っていないのでやすらかな気持ちでスタートラインに立ちます。キロ5:30かそれよりゆっくり走ろうと直前に決めました。
サブ4より少し速い程度のペースで走り始めてみれば意外と脚は軽く5:25くらいのペースで順調に走り始めました。調子に乗ってペースを上げすぎないようこれを上限とします。
このペースで最後までいければ案外そこそこのタイム(3時間50~55分くらい?)でフィニッシュできると皮算用をしながら走ります。
途中で2枚目のウェアを脱いでザックに入れるなどしたタイミングで最初のウェアを落とすなどアクシデントはありましたが、それ以外は順調です。
15キロあたりから脚が重くなってきて自然とペースが落ちてきました。
24キロあたりまではトイレに寄ったラップ以外は5分台後半でまぁまぁな感じで走りました。まぁこのペースで完走できれば最初のもくろみどおりかな、などと考えます。スタート直後よりちょっと目標が落ちてきたわけです。
ここからだんだんつらくなってきました。キロ6分台まで落ちてきます。目標が歩かないで完走に下方修正されます。
37キロ当たりでついに歩き始めました。歩いたり走ったり。だんだんと歩きの時間が長くなりました。
38キロあたりで後ろからパトカーの拡声器でランナーは歩道に上がるようにとのアナウンスがあります。勝田全国マラソンは遅いランナーは車道を走らせてもらえません。交通規制は解除され信号のたびに止まることになりました。(2020年に経験済みです)相変わらず歩いたり、走ったりしています。
残り2キロあたりの信号を渡ったところで交通規制区間に復帰でき、再度車道を走れることになりました。だいぶ歩いたので走れるようになってきました。徐々にペースを上げて走り出しました。キロ5分を切るくらいまでペースが上がってきました。その後いったん、ペースが落ちましたが残り800mの声を聞いた後はキロ4分半くらいでフィニッシュまで走りました。
意外と脚残ってましたよね...
「4時間半切りおめでとうございます!」という元気なアナウンスで迎えられました。
結果は自己サードワースト記録です。
もっとも遅いのが前回の勝田全国マラソン5時間半くらいだったと思います。次が初マラソンで4時間43分。今回はその次の結果でした。(自己コースレコードとも言えますが)
練習が足りてないにしても速すぎるペースでつっこんでわけでもないのにこんな記録になるとは驚きです。自分でびっくりするほど遅かった去年の東京マラソンよりもだいぶ遅い結果でした。
練習不足以外の原因はやはり、ここまでにすでに書いていたロング走の圧倒的な不足、なんでしょうね。(あと書いてなかったけど月間距離を伸ばした2021年以降、ジョグのペースが落ちたままです)
そして今回のモチベーションの低さでしょうか。モチベーションが低ければつらさが増します。同じ状況でもよりしんどくなります。その結果、頑張れなくなりペースは落ち、歩いてしまうわけです。
今年もオリエンテーリング頑張る、トレラン楽しむ、ボランティアやサポートにも積極的に参加する、は昨年と変わらぬ目標ですが、これにロング走をしっかりやる、普段のジョグのペースを上げる、を加えたいと思っています。