ラン×グラフ

ランニングしながらグラフを更新するブログ

青梅マラソン・久しぶりに楽しかったロードレース

2020年2月のぎっくり腰あけで参加した時以来、3年ぶりに開催された青梅マラソンに参加しました。久しぶりに楽しかったと思えたロードレースでした。

2022年度はオリエンテーリング・ロゲ、トレラン、トレラン練習チームサポート、トレランレースボラなどに手を広げてランニング生活を満喫した年度でした。唯一楽しみ切れなかったのがロードレースです。

 

ロードレース不調な今年度

9月中旬:コロナで1週間自宅療養(症状はごく軽症)、療養終了後も1週間は走れず、2週間かけて練習量を戻しました。(合計4週間はメニュー中断)

11/6 マイクロレース多摩川 10km:金さんと一緒に走ったのは楽しかったけどPBならず(▲)

11/13 おかやまマラソン:ファンランもいいかと無計画に走り出してペース上げすぎて撃沈、すべりこみサブ4(×)

12/29 Beyond:本命フルマラソンにも関わらず終盤で歩いて完走もできずDNF(××)

年明けに膝が痛くなり1週間ほどランオフ(ハイテクハーフマラソンはDNS(×)

1/29 勝田全国マラソン:ファンランのつもりでゆったり走ったにも関わらず、終盤つらすぎた(×)

トレラン(レース、ボラ、サポートいずれも)楽しい、オリエンテーリングチャレンジ面白いとは対照的に、ロードつらいなぁという気持ちが募っていました。

 

ロードレースは好調だった昨年度

ランニング活動が停滞していた2021年度を振り返ってみると。

11/13 マイクロレース多摩川 10km:PB更新(金さんもいた)

12/29 Beyond:PB更新(◎)

1/9 ハイテクハーフマラソン:PB更新(◎)

3/6 東京マラソン:謎の撃沈(かろうじて完走)(×)

という感じで参加大会は少ないものの(上位以外はロゲイニング1つのみ、あとは中止か自主DNSでした)、ロードレースの満足度は高い年度だったんですね。今気が付きました。

 

年度最後の東京マラソン以来、ロードレースの不調が続いていた、ということになります。

(東京マラソンは別にすれば)不調の原因は薄々わかっていて、週末に他の活動にかまけてロング走をほとんどしていなかったからだろうと思います。(あとはコロナ感染とか膝痛とかは巡り合わせの悪さですね)

 

今年の青梅マラソン

青梅マラソンは今回で4回目です。

過去3回はいずれも前半は無理せず登り、後半はペースを上げ、ラストでめっちゃ頑張る(まわりのランナーを抜きまくる)という楽しいレース展開でした。

今年も前日受付をしました。

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今回はロード不調な年度ながら、過去の成功体験があるのでわくわくして参加しました。

心配だったのは気温の高さです。

いつもは荷物預けを予約するのですが今回はできなかったので、地下駐車場の荷物置き場?に向かうことにしました。

できれば荷物は預けておきたい性格なのですが、オリエンテーリングの大会は荷物預かりというものがほぼ存在せず各自(あるいは仲間で)レジャーシートを敷いてそこに荷物を置くのがふつうです。今年度10回オリエンテーリングの大会に参加してさすがの私もこの方式になれました。

早めに現地入りして荷物置き場を確保し、しばらく時間をつぶして外に出たところ、すでにかなり暖かい気温になっていました。

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スタート時間が近づいた時点でスタート列に並びます。エントリー時に申告タイムを間違えたのかゼッケンがAグループだったのですが、自分のタイムに合ったところからスタートしようとCグループに並びました。そこでラン友さん達を見つけ話をしながらスタート時刻を待ちます。

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前半

スタートするといつもどおりの混雑で想定したペースに上がらず(脚もやや重かったので自然にペースが上がることもなく)、4キロあたりまでは私より設定タイムが遅めのラン友さんが前にいるのを見つけては頑張って追いつくを繰り返しました。

ウィンドジャケットを脱いで腰に巻きます。

そのうち雨が降ってきました。気温が高めなので寒くはありません。体温の上昇を抑えてくれてありがたいちょうどいい程度の雨でした。

渋滞が少しずつほぐれていき(といっても青梅はコースが狭いので最後までそれなりに混雑はしています)、脚も動くようになってペースも上がってきました。

登りは無理せずペースが落ちるに任せ、下りはブレーキがかからないよう自然にペースを上げます。レース後に心拍数をみると登り、下りのペースの変化と心拍数の変化が連動していません。つまり負荷が一定になるよう自然にペースを調整していたことになります。

先頭ランナーの集団とスライドしてから、だんだんと反対車線のランナーさん達のペースが落ちてきます(つまり自分のいる位置に近いランナーさん達とのスライドになっていく)。唯一スライドでみつけられた知り合いのランナーさんに声をかけ、そこから4キロ弱で折り返します。

 

後半

そこからフィニッシュ地点までは基本は下り基調で、時々上りがある後半区間に入ります。

前半と同じように下り勾配では上がるペースにブレーキがかからないようにし(まわりのランナーをどんどん追い抜く)、上り勾配では頑張らずにペースが落ちるに任せます(どんどん追い抜かれる)。

前半序盤の渋滞を抜けた後は、このように抜いたり抜かれたりで10キロ地点から20キロ地点まではおおむね同じくらいの順位(2900位ちょっと)のまま進んでいました。

20~25キロまではペースは変わらないながらも周りが落ちてきたのか、順位が大きく上がっていきます。(2900位くらいから2750位くらいへ)

大きな登りも下りも終了して、走っていてわからないくらいの緩い下り区間に入ったあたりで残り4キロあたりです。

残り3キロの表示をみてペースが上がりました。それまでキロ5分20~30秒程度(上りではそれより遅く下りでは速くなりますが)だったのが27キロ区間では平均5分10秒、その後、4分33秒、4分36秒、ラストは4分29秒とペースを上げてフィニッシュしました。

ラスト3キロでペースを上げているランナーは今回は他にいなかったので(過去には速いランナーをみつけて励みにしてペースを上げました)、片側車線のコースで他のランナーさんにぶつからないように、ひたすら追い抜いていきました。

過去の青梅マラソンでも同じパターンなので最後まで持つか心配することもなく、頑張ってフィニッシュ地点まで走り切りました。

 

ふりかえり

いつもの青梅マラソンの楽しいパターンで走り終えることができました。

「ロードレースも楽しい」と久しぶりに実感できた大会でした。

以前に何かで読んだのですが、人間の記憶はピークと最後の印象で決まるらしいのです。終盤からフィニッシュまでを調子よく頑張って走れたことが青梅マラソンの楽しい印象にいつもつながっていたのですね。

今回は気温が暖かかったのでスタート時に寒くなく、序盤で雨が降って体温の上昇も抑えられたので気温もいい条件でした。

フルマラソンではここから厳しくなる30キロで終了だというだけでなく、勾配があるコースなのも私にはいいのかもしれません。

勾配があるのでフラットなロードレースと違って一定のペースを管理するような走り方はできません。上に書いたように体感で負荷が一定になるようにペース調整しながら走りました。結果として少し抑え目(余裕のある)ペースで終盤まで走り、余裕が残っているので最後にペースをキロあたり1分もあげてゴールできたのだろうと思います。

余裕は残っていたのでもうちょっと攻めた走りをして追い込めば、もっといいタイムになったのだろうと推測されますが、どこまで攻められるか私には判断できないので、今後も今までと同じ方法で走るしかないと思います。

そしてレースが楽しいということは、記録を伸ばす以上に私にとっては大切なことです。ランニングを継続し、練習を頑張るモチベーションのためにも。

 

フルマラソンでは決めたペースで押していって頑張り、心拍数が徐々に上がり(疲労がたまり)、いつもどこかでポキンと折れ、達成感の得られないレースばかり積み上げてきたのだろうと思います。こちらもおそらく変えることは難しくて、今後も同じことを繰り返すのかも...ですが。

負荷が大きく変化しないように上り、下りを調整して最後に余裕を残してフィニッシュする私の青梅での走り方は、ロードレースというよりもトレラン向きの走り方かもしれませんね。

 

次のレースはTAMAハーフ(ハイテクハーフマラソンを走れなかったので代替レースとしてエントリー)、そして年度明けにハセツネ30Kに挑戦します。