ラン×グラフ

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フォーム診断ほんとにありがたい(東京マラソンEXPO)

昨年2017年2月15日土曜日。午前中には(それまで10キロしか走ったことがなかったのですが)初めて20キロ走をしました。慎重に前半はキロ6分で走り、折り返して後半は速度を抑えずに走って平均ペースキロ5分50秒で意外にもあっさり走り切れました。(さすがに疲れました。)

この日は東京マラソンの前日だったので、午後には疲れた脚を引きずりながら東京マラソンEXPOに行き、2カ所のブースでランニングのフォーム診断を受けました。

 

1つは第一生命の女子陸上部のランナーがアドバイスをしてくれるもの、もう1つはランニング用の眼鏡によりフォームのデータを取り、それをもとに診断してアドバイスをしてくれるものです。

 

第一生命の方では、事前にランニング経験やチェックしてほしい点等についてのアンケートを記入したものを渡し、トレッドミルで走っているフォームを第一生命の選手に横や後ろからじっくりみいただき、ランナーのレベルに合わせたアドバイスをもらえます。

私は「姿勢が直立気味なので少し意識して前傾姿勢にするといいこと、他には特に問題はないこと」(当時のメモより)というアドバイスをもらい、実際にどういう感覚で前傾姿勢になればいいか教えてもらい、その場で前傾姿勢で走ってみました。

当日は前傾姿勢で走ることのメリットがピンと来なかったのですが、その後ずっと前傾姿勢を意識して走ってきて、最近はランニングフォームとして定着し、そのメリットも実感できるようになりました。

 

もう1つの眼鏡を使ってデータを取って診断し、それを元にしたアドバイスは、「上半身に力が入っている。脚を上げすぎ。体幹を鍛えましょう。」というものでした。当日午前中にはじめて20キロを走ったばっかりだったので、トレッドミル上で安定せず、安定させようと力んで走ったので、その点を指摘された結果となりました。(自業自得ですが、こちらはその後のランニングフォームの改善としてはあまり役に立ちませんでした。)

 

第一生命のランニングフォーム診断が役に立ったので、午前中に15キロ走った後、今年(2018年)も第一生命のブースのフォーム診断を受けに行きました。事前のアンケートも含めて、診断の方法は昨年と同じです。

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今年のアドバイスは「上半身はいいが、肩に力が入っているのでリラックスさせて、腕は上がりすぎないように腰の位置でダイナミックに(後ろに引いて)振る。脚はふくらはぎで走っているので、腰から脚を動かす。」というものでした。その場でアドバイスどおり走ってみたところ、「いいですね。」と合格点をいただいたので「こう走ればいいんだ」という確信を持てました。

昨年も今年も、それぞれの時点の私のランニングフォームのレベルに合わせた内容であることが実感できます。

 

また、昨年も今年も、自分では漠然と気にしていて、こうした方がいいんじゃないかなーと思ってた点を指摘されました。昨年は「前傾した方がいいと分かってるけど...前傾できてないなー」と思ってましたし、最近は「肩甲骨で走るってよくわからない。」「骨盤で走るってこんなに骨盤から動かしていいもんだろうか。」「最近走ると肩が凝るんだよね。」などと思っていたのです。

 

知識としては分かっているつもりでも、実際にはできていなかったり、どうやっていいかよく分からないままだったりしたことが、客観的にみてもらいアドバイスされて、やってみることによって、腑に落ちて、身体で(フォームとして)わかった、というところです。

 

おそらく「分かっているつもり」は、あくまでも「つもり」であって、自分なりに考えたりやってみたことに確信を持てないので、フォームとして定着しなかったのだろうと思います。それを第三者的に指摘され、実際にアドバイスどおりやって確認していただくことで、確信できるので、その後定着するようふだんの練習で意識することができるようになったわけです。

 

昨年はあまり実感しませんでしたが、1年かけてフォームとして定着し、さらに気にしていた部分について的確なアドバイスをいただいたことで、この2回のフォーム診断がとてもありがたいものであることを実感できました。

 

ということで、ランニングフォーム診断だけでも東京マラソンEXPOに行ったかいがあったのですが、その後、鏑木毅 さんのサイン入り著書を購入して、ご本人と握手しているところを写真に撮っていただくという(私らしからぬ?)イベントに参加するという予定外の成果もありました。

 

明日の東京マラソンのランナーのみなさんを応援しています。(私は来年当たりますので、来年がんばります。当たるはず)