ラン×グラフ

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富士山麓オリエンテーリング大会

先週末に引き続きオリエンテーリングの大会に参加しました。

富士山麓オリエンテーリング大会。オリエンテーリング4戦目。初級者クラスからの積み上げ2戦目です。

現地の地形はこんな感じです。
一般的な山のような尾根、谷、ピーク(山頂)のある地形ではなくて、溶岩が流れた様子の分かる特徴的な地形です。
過去に経験したことのない地形なので、地図読み、ルートプランが難しそうですね。

前日にこの2つの画像を作成して、じっくりみているとだんだんと目が慣れてきて、等高線図から立体の地形が浮かぶようになってきました。

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先週末の反省として、練習会、講習会の時と違い両手に持つものが多く整理できていなかったため、地図を正置したつもりで出来ていなかった、地図を折って親指で現在地を押さえていなかったという点がありました。

そこで今回は左手には地図のみとし、右手にプレートコンパス(腰に紐でつなげる)とE-カード(コンパスの紐に通して落ちないようにする)、ディスクリプションはディスクリプションホルダーに入れて左腕につけることにしました。(ホルダーは先週の大会後、現地で購入しました)

右手はプレートコンパスのダイアルを指で保持し、E-カードは手のひらの側に収めます。

これで、左手では折りたたんだ地図を持ち親指で現在地を押さえ、身体の正面で左手の地図と右手のコンパスで正置して確認したりコンパス直進したりする動作が簡単になります。

反省点とは関係ありませんが、先週はトレランザックを背負っていきましたが、実際に必要だったものだけに整理することにして、スマホ(レース中には使いませんが貴重品なので)、予備のコンパスのみを入れたウエストポーチを使うことにしました。シャツは届いたばかりのClub阿闍梨のシャツです。

 

当日は駅から大会会場までのバスを予約してあったので、駅からバスで会場の富士山こどもの国に移動します。富士山こどもの国は前日にUTMFのスタート地点だったところで、この日はランナーさん達は富士山の反対側を走っているころです。スマホで知り合いの現在地を確認して応援していました。

会場に到着して簡単に着替えてちょっとうろうろしていたところ、Club阿闍梨の方達に見つけて声をかけていただいたので合流しました。ここで教えていただいて、受け付けでE-カードをピックアップし(自分の名前、クラス、スタート時間がラベルで貼ってあります)、スタート地点までの地図を受け取ってスタート時間を待ちます。

マラソン、トレランは一斉スタートか、一定の人数毎にウェーブスタートですが、オリエンテーリングの場合には1クラス1人ずつ1分毎や30秒ごとにスタートします。会場からスタート地点まで徒歩で15分ほどあるので、自分のスタート時間に合わせて早めに移動します。

 

今回はCクラスにエントリーしました。

先週の大会では初級者クラスはNでこれにエントリーしたのですが、今回はCクラスとFクラスがありました。Fクラスの方がより初心者向けで基本的には道上にフラッグが設置されています(1カ所見えないところにあったそうですが)。Cクラスは道からちょと外れた場所に設置されているCPの方が多く、道を使わないルートプランが必要なレッグも2つありました。

Nクラスからの着実なステップアップとしてはCクラスはちょうどよかったと思います。

 

結果はエントリーした4名中(参加者5名中)1位でした。

レッグ単位の順位は1レッグで1位だった他は全て得2位でした。2位の方は3レッグで1位、3位の方は4レッグで1位だったのですが、それぞれ大きな時間がかかったレッグがあったため、ミスなく進めた私が1位になったようです。

積算タイムでみると7地点目までは2位の方が1分11秒差でトップだったのですが最後の8地点目までのレッグで大きく時間をロスしたため、ここで私がトップになりました。

 

さて、自分のレースを振り返ってみます。

 

まずスタート直後に混乱がありました。自分のいる場所を地図上で把握できず、誘導のテープに従って走って行った先で地図をみて、ようやく把握できました。

この原因は後になって分かります。レース終了後、リトライ企画があり自分の地図を使ったり、別のクラスの地図を購入して再チャレンジや振り返りができるのですが、私はClub阿闍梨のインストラクター資格を持った方に1つ上のBクラスの地図で指導していただきました。

その際に私は基本的な点を理解していなかったことが判明しました。△がある地点はスタートする地点ではなくて、誘導路の後にありそこにフラッグが設置されていることを分かっていなかった(忘れていた)のです。

結果として△のあたりで立ち止まって地図を確認して自分の行くべき道に移動できたので、ロスタイムは短かったので大きな影響はありませんでした。そういえば先週の大会でもスタート直後に混乱したのを思い出しました。これが原因だったのですね。

 

△から1地点目までは走りやすい道を700mほど走ります。わかりやすい場所にあるので、地図を確認しないでそこまで走ることもできたとは思いますが、道の方向が変わる度に、ちょっと立ち止まって地図を正置してコンパスを当てて現在地を確認しました。歩測に自信がないのと走った距離感も混乱しがちなので、現在地を確定しながら進もうと考えたためです。1地点目は道路から見えるところにありました。番号を確認してパンチします。

 

2地点目も同じようにして進みます。大きな道路とのT字路に出るので行き過ぎる心配はありませんが今はまだ確実性を優先したいと考えました。T路を南に曲がり西側にある道の位置を確認しつつ東側の林の中のフラッグを探すために林に入りました。

このフラッグを見つけるのが今回、一番時間がかかったところです。適当に探し回るよりも等高線をみて探すべき場所を決めてから探そうと考えたのですが、そのため止まって考える時間が長かったように思います。探すべき範囲は広くないので、その範囲で動いたところフラッグが見つかりました。ディスクリプションの見方を意識していれば、もう少し短縮できたかもしれません。(後で詳しく教えていただきました)

 

3地点目も道から外れた林の中にあったのですが、比較的すぐに見つけられたと思います。ただ後から地図を見返すと、曲がった後の西側の道から地形を確認してアタックした方が少し早かったかなとも思います。

 

4地点目までは細い道を北東向きにほぼ直線に進むルートなので、等高線で勾配を確認して進みました。道から離れた北西側の見えないところにフラッグがありましたが、比較的すぐに見つかったと思います。ここでは植生の変化もチェックしました。これまで植生は見落としがちだったので(特に役に立ったわけではありませんが)これを確認できたことは収穫です。

 

5地点目に行くためにはT字路を東方向に曲がるのですが、道が細くて見落とす可能性があるかもと考え慎重に確認しながら進みました。それより手前に鉄塔の記号があるので鉄塔を過ぎるまではその心配は必要なかったのですが、鉄塔の記号に気がついていなかったので、少しもったいなかったと思います。

5地点目は東向きから南向きに曲がる道から西側に外れた場所なのですが、東向きの道からアタックするつもりで探し始めてしまいました。地図をよくみると南向きに変わってからの方が近かったので、迷いはしませんでしたが少しもったいなかったです。それに気がついて南向きに向きを変えてから探したところすぐに見つかりました。

 

6地点目は道から東側によじ登った上にあることは地図から明らかだったので、すぐに見つかります。

 

この次の7地点目に行くために道を使うのは明らかに遠回りです。ここでは道を使わずにショートカットすることにしました。等高線からみて地形を使いにくそうだったのと、距離が150mほどと短かったのでコンパス直進することにしました。

コンパス直進の準備の手際がわるくちょっと時間がかかりましたが、正確に直進することが重要なので正確性を優先しました。(後のリトライの際にも手際の悪さを実感し、あらためて手順を整理して覚え直しました)

直進している途中で道に遭遇したので地図をみたところ、そこから道を使った方がよさそうだったので道で近くまで行ってアタックすることにしました。(この道にあらかじめ気がついていなかったのは反省ポイント)ここですぐには見つからなかったのですが、冷静に地図を見直してアタックポイントをずらしたところ見つけることができました。

 

8地点目もショートカットすることにし、コンパス直進しました。8地点目はリトライの際にも通り、等高線を読んで地形を把握した上でコンパス直進したのですが、本番の時にはとにかくコンパス直進だけで進み、フラッグがはっきりした道路上にあることが明らかだったので、道路が見えたところからは道路に降りることを優先し、道路の曲がり具合で場所を特定してフラッグを見つけました。

 

あとはゴールに向かって走るだけです。

 

細かい改善点、慣れ、練習が必要な点はここまでに書いたとおりなのですが、大きなミスをすることなくゴールにたどりつくことが出来ました。先週末の反省点を活かして同じミスをしなかったのも収穫です。

反省点としては、地図でチェックすべき要素を把握しきれていないこと(鉄塔、道の存在、フラッグの詳細な位置)から、後になってから気がついたケースが何度かあること、相変わらず距離の意識が甘いこと(前回よりは意識したつもりでしたが)でしょうか。

今回、しなくても大丈夫かもしれないけど念のため慎重に確認を行った部分がありましたが、これは慣れていけば自然に省略できるだろうと考えています。

 

先に書いたように、終了後のリトライをしていい時間に、Bクラスの地図をつかって、難しそうなレッグをつかって指導していただきました。ここでも自分だけでは出来なかったであろうルートプランとその実践やコンパス直進の際の自分の弱点などを意識することもできました。

 

次はまだエントリーしていませんが、6月の大会にチャレンジしようかと思っています。

その前に、みなかみトレイルがあるので山練もしていかなければですが。(連休中にはみなかみの試走会にも参加します)