ラン×グラフ

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奥武蔵マウンテンオリエンテーリング(OMO)・阿闍梨CUP

奥武蔵マウンテンオリエンテーリング(略称OMO)、兼クラブ内カップである阿闍梨CUPに出走し制限時間内にゴールしました。

前回(2020年3月)にはCP3にたどり着けないまま制限時間の5時間を経過してしまい、すごすごと斜面を登り返して尾根のトレイルからスタート地点に戻り、自分の無力さを痛感させられたあの大会です。

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この時は2019年9月のナビゲーション講習会(ブロンズクラス)を受講し、12月に高麗郷オリエンテーリングに出ただけの段階でした。まだトレイルを外れたナビゲーションについては何も知らなかった時で、今から振り返れば当然の結果です。

2020年、2021年

その後、2020年10月にはこのOMOの振り返り練習会に参加、2021年4月には同じ地域でのロゲイニング、11月にはナビゲーション講習会(ブロンズ・シルバー)の模擬講習の生徒役、そして翌週に実践練習会に参加しました。

またオンラインで開催されたナビゲーションの勉強会等にも何度か参加して(9月、10月頃に3回ほど機会があったかな)ルートプランについて机上のトレーニングを積みました。(すべて所属クラブ主催のもの)

オリエンテーリングの大会は、どうやって大会を探せばいいのか、どの大会はエントリーしてよい大会なのかもわからずこの2年間は大会参加はOMOのみでした。

2022年

4月にナビゲーション講習会・スキル検定(シルバークラス)に参加して無事に合格。2年間の経験のかいあって終了後の講評では「何も言うことはありません」と言っていただける程度にはうまくいきました。

そしてクラブ内勉強会でオリエンテーリング大会のエントリーの仕方を教えていただいたことから、積極的に大会への参加をはじめました。

 

まずは初心者クラスから

4月17日:ジュニアチャンピオン大会(フォレスト)MNクラス1位(4人中)
4月23日:富士山麓オリエンテーリング大会(フォレスト)Cクラス1位(5人中)

 

ロゲイニングにも参加しました。ナビゲーション検定の結果がよかったという驕り、知っている山だという油断があり、何度も現在位置が分からなくなり、時間内にスタート地点に戻ることすらできませんでした。9月に同じマップで制限時間6時間のバージョンがでたので再チャレンジし、こちらは大きく迷うこともなく無事に制限時間内にもどりました。(12/9追記)

5月15日:日高かわせみロゲイニング(制限時間4時間)(タイムアウト...)
9月4日:日高かわせみロゲイニング(制限時間6時間)完走

 

パークにも参加してみました。パークはルートプランを考えたりナビゲーションにかける時間の割合が大きい(移動時間の占める割合が小さい)ので難しいです。

5月29日:埼玉県民オリエンテーリング大会(パーク)Lクラス71位(78人中)

 

初心者クラスで優勝想定タイム前後で1位がとれたのでBクラスに挑戦しました。

7月30日:東大OLK夏場所1日目(フォレスト)Bクラス3位(9人中)
10月2日:静大OLC50周年大会(フォレスト)MBLクラス5位(7人中)

 

練習会や合宿にも参加しました。練習会、合宿は繰り返し色々な状況で練習できるので、とても効果が大きかったと思います。

6月26日:静岡OLC梅雨練習会
8月27~28日:静岡OLC・阿闍梨夏合宿

 

経験を積んできたので、全日本でAクラスに挑戦しました。富士山麓の微地形は難しく、自分のいる位置が分からなくなり動き回った末にようやく地図上の位置を把握。時間ロスが大きく完走はできませんでした。

10月8日:全日本オリエンテーリング大会ミドル(フォレスト)M55A DISQ

OMO・阿闍梨CUP

そして今年7大会目である今回のOMO・阿闍梨CUPのリベンジです。

12月4日:奥武蔵マウンテンオリエンテーリング

違う谷に下りてしまったことが一度、トレイル上で現在位置を間違えたかと思って少し戻り確認したことが一度、あえてCPより尾根の少し下側に出たつもりが上側に出てしまったのに気がつかず尾根を登り切ってから気がついたことが一度ありました。

ただし自分がどこにいるか全く分からなくなり迷ったということはなく、比較的短時間でリカバリーできたこともあり、無事に時間内(制限時間5時間に対して、4時間半くらい)でゴールにたどり着きました。(後日、GPSログを確認したところ通ってはいけないところを少し通過してしまっていたことが判明したので「完走」とは書きません。)

まずは制限時間内にゴールにたどり着けたことでリベンジを果たすことができ、また今年度の目標(初心者と言える時期のうちに初級者レベルを脱する)に到達できたのかな、とうれしく思います。

反省点

1つ目のミス、違う谷に下りてしまった経過は以下のとおりです。

CPがあるはずの谷を下りようとしてその前に尾根を見上げたところ、地図と異なる地形になっていたことに気がつきました。そこで一旦、尾根に上り、正しいと思われる谷を特定して下りていきました。

ここで二重の誤りがありました。1つ目の谷も2つ目の谷も誤っていたのです。1つ目の谷ではないと気がついたところまではよかったのですが、その後、周辺の2本の尾根の向き、下りていくべき谷の向きを正しく認識できていなかったようです。

 

2つ目のミスはトレイルを直進して谷が見えたので右(西)に曲がるという判断は正しかったのに、次の分岐も同じようになっていたことで不安になったのが原因です。道の方向を正確に確認していれば戻る必要はありませんでした。

 

3つ目のミス、尾根のCPの下側に出ていたつもりなのにCPの上に出てしまったのは、下側にずらすのだからずれればよくて正確性はそれほど重要ではないと思ってしまい、直進の方向が甘かったことが最初のミス。

そして尾根にたどり着いた後に尾根の方向(CPのあるあたりで尾根の方向が変化している)の確認をしなかったこと、尾根の傾斜の変化を確認しなかったこと、などが重なったため、尾根を登り切るまで気がつかなかったことが原因でした。

 

「通ってはいけないところを少し通過してしまっていた」問題。これはルートプランのその部分が甘かったのが原因です。確実にそこを避けるためのプランを立てる必要があったし、それが出来たはずなのに、現地付近まで行けば判断できると漠然と思い込んでしまったのが原因でした。

 

上記の4つのミス以外にルートチョイスにも課題があります。

後日、他の参加者の方達のGPSの記録をみて気がついたのですが、道を積極的に使った方が速かったレッグが3、4箇所、そして等高線をきちんと評価して累積標高の少ないルートを取った方が速かったレッグが1つありました。

(アナリシスは書いていません。地図をみながら反芻しています。)

 

反省点は多々ありますが、まずは今後につながる結果が出せたかなと思っています。
年内にもう1大会参加予定です。